2019年2月13日水曜日

映画:ボビー・フィッシャーを探して

1993年公開のアメリカ映画。
監督のスティーヴン・ザイリアンはこの映画の脚本も書いているが、むしろ脚本家といったほうがいい経歴の持ち主だ。

「レナードの朝」
「シンドラーのリスト」
「今そこにある危機」
「ハンニバル」
「ギャング・オブ・ニューヨーク」
「ザ・インタープリター」
「アメリカン・ギャングスター」
「ドラゴン・タトゥーの女」

そうそうたるリストがならぶ。
みんな私の好きな映画だ。
どうりで「ボビー・フィッシャーを探して」もよかったわけだ。

生まれもっての天才を扱ったストーリーというのは、どこかずるい感じがして私はあまり好きにはなれないのだが、この映画はよかった。
主人公の少年ジョシュは持って生まれたチェスの才能で注目を浴びるのだが、勝負の世界にどうしてもなじめない優しさが彼の本質でもある。

しかし、彼に期待する父親やコーチは、彼に厳しくあたり、勝つためには相手を憎めという。
負けると罰を与える。
そんな彼の唯一の理解者で見方となるのは、母親だ。
母親から離婚を告げられた父もやがて目がさめ、ジョシュを守るようになる。

チェスをしないこと、ときには負けること、公園のホームレスと野良チェスを楽しむこと、好きな野球をやること、そんなのびのびとした生活を取りもどしたとき、彼の本来の才能が輝きはじめる。
これは一種の教育映画なのだ。
教育とはなにか、子どもの本来の才能を伸ばすとはどういうことなのか。

そして子役がまたかわいいのだ!

有名な映画でありながら、なんとなく見過ごしていたが、気になっていた。
観てよかった。
未見の人がいたら、ぜひおすすめしたい。