何度か実施してみて、はっきりしたことがいくつかあります。
三日間の断食はだれにでも達成できる。
参加者同士で共感しあえればさらに達成しやすい。
三日間の断食はダイエットではなく、リセットである。
この断食道場の特徴は、なんといっても、共感的コミュニケーションをベースにしているということです。
まず初日に、断食を敢行したいという自分のニーズにきちんとつながります。
それを確認しながら、二日目、三日目と断食をつづけていくのです。
深いニーズにつながっていれば、より浅いレベルの目先の欲求をはねのけることができます。
参加者同士が共感しあったり、あるいは私が個別に共感したり、それぞれのニーズにつながるサポートが三日間あります。
ただし、この断食で体重がいちじるしく落ちるといったダイエット効果はありません。
それは期待しないでください。
しかし、それ以上のものを得られることがはっきりしています。
ひとつには短いとはいえ、一種のショック療法としての効果があるのではないか、ということです。
食事の量を著しく減らしてしばらくすると、身体の感じが変わってきます。
感覚が鋭敏になり、動きのキレがよくなります。
それは当然なのです。
「餌」が取れていない状況というのは、動物にとって一種の危機的状況です。
そのとき餌を確保するための身体能力がもっとも高まるようにできています。
人間もおなじです。
ほかにも、身体の危機的状況に対応するためのさまざまな潜在能力が高まります。
免疫力もそのひとつです。
このように一種のショック療法を経過することによって、たとえ三日間であっても身体が目をさまします。
これが気持ちいいのです。
たった三日間なら、忙しい現代社会生活をいとなんでいても、家族といっしょにすごしていても、なんとか確保できる期間でしょう。
また、達成しやすいので、成功体験も得やすいといえます。
一度成功体験を得ておくと、二度、三度とつづけて挑戦するための気持ちのハードルがさがります。
このところ私もちょっと身体が重く、キレが悪い感じがしているので、今回はみなさんといっしょに私も三日間断食をおこなう予定です。
今回から遠方の方や自宅を離れにくい人にも、最初からオンラインで参加できるようになりました。
ぜひいっしょにチャレンジしましょう。
◎連休に自分とつながる五日間連続講座(5.3-7)
不安定で行き詰った時代を乗りきるために自分とつながり、見失わず、安定しながら、あなた本来の活力を発揮することをめざすためのヒントを探すための講座です。単発参加も可。