私には、共感的コミュニケーションを、それを必要としている人に気楽に、しかし確実にとどけたいという望みがある。
できれば私がファシリテートしている共感カフェは、すべて無料にして、どんな人でも気楽に参加できるようにしたいと思っている。
が、そうすると、経験的にいろいろなタイプの人が「湧いて」くることも知っている。
冷やかしだけの人、最初から敵対心を持ってくる人、損得勘定が強い人……
経済的にきびしい人のためにスライディング・スケールにすることもあるけれど、そういうときもただたんに「値切りたい」人が出てくることもある。
そういう人にこちらのニーズを確実に受け取ってもらうのはむずかしい。
お金がないけれど参加したい、学ぶこつに熱意がある、切実な必要がある、という人に来てもらいたい。
なので、できるだけ敷居を低くしておきたいと思っている。
しかし、上記のようなわけで、完全に無料にすることは、現時点ではむずかしい。
今回、オンラインで共感カフェを開催することにしたのは、最近の通信環境の変化は大変敷居を低くしているのではないかと思ったからだ。
すこし前まではネットミーティングを利用できるのは、ネット専用回線があり、高性能のコンピューターにカメラとマイクが接続されていて、Skypeなどのネットミーティングソフトを使いこなせるスキルが必要だった。
が、最近はだれもがスマートフォンを持っている。
あるいはタブレット端末を持っている。
コンピューターもMacBookを筆頭にカメラもマイクも最初からついているものが増えてきた。
ネットミーティングのソフトやアプリも充実してきたし、だれでも簡単に使えるようになってきた。
そこで、今回、私はつぎのような条件でオンライン共感カフェを開催することに踏みきることにした。
・開催時間(拘束時間)を60分とする。
・参加チケットを1回1,080円(5回分なら5,000円と割安)とする。
・チケットは人に分け与えたり、プレゼントできる。
・zoomというネットミーティング・システムを使うことで、スマホやタブレット端末でも簡単に参加できるようにする。
・1週間に1回くらいのペースで、曜日や時間帯をさまざまに動かして、いろいろな人が参加できるようにする。
とくに私が参加してもらいたいのは、つぎのような人たちだ。
・地方在住の人。
・育児や介護で自宅を離れられない人。
・経済的に苦しい人。
・学生や主婦など、自分の自由になるお金が少ない人。
最近はさまざまな人が共感的コミュニケーションやNVC(=Nonviolent Communication/非暴力コミュニケーション)のワークショップを開催したり、ファシリテートしているが、時間が長かったり、参加費が高額だったりすることもある。
あるいは開催地が東京など都市部に集中しているということもある。
共感的コミュニケーションを身につける必要があって、自分自身とのつながりや人間関係に切実な問題を抱えているような人でも、安価で短時間で、しかも自宅にいながら気楽に参加できるチャンスを、私は作りたいと思っている。
どうぞ気楽にご参加いただきたい。
◎水城ゆうのオンライン共感カフェ(2.23)
自宅や好きな場所にいながらにして気軽に参加できる、ネットミーティングシステム(zoom)を利用した共感的コミュニケーションの60分勉強会です。2月23日(火)20時から1時間。