先日の12月8日(土)夜、音楽塾「即興演奏ワークショップ」を開催した。
今回は少人数。
予告どおり、スケール=音階について解説した。
音楽ではさまざまなスケールが使われていること。
現代の音楽はコード=和音が支配的に進行しているので、それにそって即興演奏をおこなうのはかなり技術が必要であること。
しかし、コード進行を使わない音楽では、即興演奏はとてもはいりやすいこと。
そのもっともわかりやすい例が世界中にある民族音楽であること。
もっとも簡単なスケールのひとつである「ペンタトニック・スケール」を使って、実際に即興演奏の実験。
ソロで好きなように弾いてもらったり。
連弾してみたり。
即興演奏の入口でもっとも大切なのは、どんどん弾いてしまうのではなく、まず自分の出したひとつの音にじっくり耳を傾けること。
音を聴く。
丁寧に聴く。
身体にしみこませるように聴く。
最初の音を集中して味わい、その音が自分の身体にどのような波紋を作るのか聴きながら、ゆっくりと次の音へと進んでいく。
そのような音に対する態度を身につけることから、即興演奏の練習がはじまる。
次回のワークショップは12月22日(日)夜に開催します。
詳細と申し込みはこちらから。