2019年10月30日水曜日

量子論の本を買った

ひさしぶりに紙の本を買った。
国立駅前には増田書店という立派な地元の本屋があって、ちょくちょく立ち寄るのだが、家に「物質」が増えるのがいやで、Kindleで買える本は紙では買わない。
申し訳ないことだと思うけれど、書き手である私自身もほとんど紙本を作らないのだからしかたない。

増田書店にはレジがいくつかあって、1階のメインフロアにも正面と奥のふたつある。
地下にもある。
1階のメインフロアの正面レジでは、現金しか扱っていない。
クレジットカードや図書カードは奥のレジに行かないと使えない。

ちなみに、駅前の西友ではレジでもセルフレジでもクレジットカードは使えるが、電子マネーは使えなかった。
最近になってPayPayに対応しているレジがいくつか出てきた。
セルフレジでは使えない。
試しに使ってみたら、ファミマとかだとこちらの画面を店側が読み取り機でスキャンして、「ペイペイ」とちょっと恥ずかしいアナウンスが流れて終わりなのだが、西友では向こうが提示するQRコードが印刷された紙をこちらがアプリのスキャナーで読み取り、さらに金額を自分で入力する必要がある。
とてもめんどくさい(二度と使わないだろう)。

電子マネーではスマホやカードをかざすだけですむSuicaがもっとも簡便で、楽なのだが、いま増税対策としてやっている5パーセントバックには対応してないんじゃないかな、たしか。
増田書店の正面レジではもちろんSuicaは使えない。

まあそんなことはどうでもいい。
買ったのは量子論関係の本。
いま書いている短編小説の資料として必要なのだ。

書いているのは11月29日に渋谷総合文化センター大和田でおこなう公演「ラストステージ/事象の地平線」で使う朗読のためのテキストだ。
SF小説であり、人の生と死、時間を扱うストーリーだ。
書きながらひさしぶりに興奮している。
聴きに来てくれるとうれしいが、来れない人にはぜひ読んでもらいたいと思っている。

11月29日:ラストステージ/事象の地平線(ダンス・朗読・ピアノ)@渋谷
2019年11月29日(金)午後7時から、渋谷区文化総合センター大和田にて矢澤実穂(ダンス)、野々宮卯妙(朗読)、水城ゆう(即興ピアノ)の3人による公演をおこないます。テキストもこの日のための新作書き下ろし、水城ゆう渾身のラストステージです。