刻々と台風が近づいてくる情報があるが、風はそれほどでもない。
今日は放射線治療が休みなので、なんとなくほっとしていたが、台風接近による気圧や天候の変化のせいか、体調が非常に悪い。
倦怠感があって、ずっと起きていられない。
食欲もなく、食べようとしても軽い嘔吐感で少ししか食べられない。
治療はあと4回を残すのみとなっているので、終わればこの不調もましになるのではないかと思いたい。
そんななか、がんばって午前中から昼にかけてオンラインで個人セッションを2件。
ほかにもやること、やりたいことがたくさんあるのだが、体調がついていかないのがもどかしく、悲しい。
計画していたことも、いまさらという気分になって、あきらめの気持ちがわいてきてしまう。
昨日は、明日からのNVCダンスフロア合宿に参加するために早めに上京したトシちゃんやトコさん、春野さんらと、楽しく宴会していたのに。
トシちゃんからはなおみ〜ぬもいっしょに選んでくれた北海道みやげをたくさんもらって、心使いをうれしく味わった。
午後遅くから夜になって、風も強まってきた。
ニュースを見ていると、あちこちで被害が出始めている。
春野亭は雨戸を全部閉め切って、1階は光もはいらない真っ暗な状態。
避難指示やら警告やら、スマホがうるさく鳴って、そのたびにびっくりする。
しかし、このあたりは停電することもなく、氾濫水位に達している多摩川からも遠い。
三鷹ののぞみさんや理子ちゃんと情報をやりとりしていると、どうやら台風の目が彼女らの直上を通過する可能性があるとわかった。
進路予想をにらんでいると、星空こそ見えなかったが、台風の目がほぼ真上を通過したらしいことがわかって、ちょっと興味深かった。
私が子どものころ——といってもほとんど記憶にはないが——伊勢湾台風が生家の直上を通過して、その話を大人たちから何度も聞いたことがある。
そのときは九頭竜川が決壊して、生家も床上浸水してかなりの被害をこうむったらしい。
午後9時をすぎて台風が通過していくと、嘘のように静かになった。