2019年10月18日金曜日

春野亭日乗 10月17日(木)Voice Of Water 音楽製作の1日

昨日(16日・水曜日)は八王子でのNVCダンスフロア合宿を終えたブリジットとルードが春野亭に宿泊して、今朝はのぞみさんが用意してくれた朝ご飯をいっしょにいただく。
ブリジットとルードはそのあと、尾道に向かって出発。
国立駅まで見送りに行った。
ひょっとしてふたりにじかに会えるのはこれが最後なのかなあというかんがえが浮かんで、涙が出てきてしまう。

国立駅からそのまま歩いて多摩総合医療センターへ。
今日を入れてあと3回。
けっこうがんばったなあ。
それももうすぐ終わり。

病院からもどってしばらくしたら、海津賢くんが前回に引きつづき、いっしょに音楽製作するために、たくさんの機材を持って来てくれた。
車で運んできて、駐車場に預け、泊まりがけでいっしょに作ってくれる。
ほんとにありがたい。

まずは腹ごしらえということで、今日は調子もまずまずなので、去年の暮れだか今年のはじめだかに駅前に新回転した〈花笠家〉という横浜家系ラーメンの店に行ってみる。
こってり豚骨ラーメンだが、私にはかなりどんぴしゃの好み。
もっと早く来ればよかった。
体重減少阻止に使えそう。

春野亭にもどり、機材をセッティングしてから、音楽製作に取りかかる。
賢くんと私のユニット〈Voice Of Water〉の通算5曲めとなる曲。
まずはミニマルミュージック風のピアノパターンの演奏からスタートして、つぎつぎとアイディアがわいてくる。
途中、転調して、曲の雰囲気が変わり、どこにたどりつくかわからないわくわくどきどき感のまま、インスピレーションのおもむくまま音を重ねていく。
すごいなー、こんな創造的な時間はめったにない。
時間を忘れて集中していたが、たった1時間くらいで1曲が仕上がってしまった。

休憩をはさんで2曲め、通算6曲めに取りかかる。
休憩中に5拍子のリズムセクションパターンが浮かんできたので、それをまず作る。
自分のなかでは「オスマン帝国」というキーワードがなぜか降ってきていて、沙漠の遠くから巨大な山車のようなものがゆっくりと近づいてくるイメージ。
きらびやかに飾られていて、それに乗っている人々も華やかに着飾っている。
そういうものが近づいてきて、また遠ざかっていく、というイメージ。
とても奇妙な曲になったけれど、楽しかった。

いずれの曲も「聴いたことない」ものになった。
今回はインストのみで、朗読は重ねていないけれど、重ねるかどうかは実際にあとでやってみないとわからない。
このアルバムにはインストの曲もあってもいいかな、とも思う。

夜は(賢くんは)飲みながら、ネットでいろいろな音楽を検索しては、聴いたり話したり、音楽談義で盛りあがった。