2018年10月18日木曜日

国立での定期開催現代朗読ゼミ、終了します

2006年3月にNPO法人として許認可された現代朗読協会だが、その活動の中心は「ゼミ」という形で継続してきた。
多いときには週に5、6回くらいのペースで盛んに開催し、またそのゼミでおこなっている現代朗読のエチュードがそのままステージになって、ライブや公演を頻繁におこなった時期もあった。

世田谷の豪徳寺で生まれた現代朗読協会は、羽根木の古民家に拠点を移し、その時期がもっとも活動が活発だった。
古民家の定期借家契約が終了し、拠点が国立市に移って以来、従来のメンバーは参加しにくくなり、また新天地での参加者もあまり増えないまま、細々と活動を継続してきたというのが実情だ。

まだまだやりたいこともあるし、またその形も私のなかでは具体的なものがあるので、現代朗読そのものがなくなるわけではないが、団体主宰としての私の役目はそろそろ収束に向かってもいいかなという思いがこのところ強まってきていた。
ゼミをなんとか継続できないかとかんがえていたが、私も時間的・経済的リソースに余裕がなくなり、心残りではあるが、定期開催のゼミはここで終わることにした。

現代朗読という思想とノウハウは消えてしまうわけではなく、今後もライブを含め活動は継続していくつもりだ。
現代朗読について学びたい、演出を受けたい、私と共演したいという人がいたら、もちろん大歓迎だ。
ゼミはなくなるが、レッスンは引きつづき受けつけているので、いつでもいらしていただきたい。

ゼミを通してこれまでお世話になった多くの方々に、心から感謝を申しあげたい。
ありがとう。