2018年10月23日火曜日

幸せな引きこもりの日々と水城式共感術について

先週からしばらく、韓氏意拳の稽古と買い物に出かける以外はほとんど国立の家に引きこもって、映像編集したり、あたらしいガジェットをいじったり、編み物したり、料理したり、映画を見たり、しんなりとひとりの楽しい時間をすごしていた。

いまは輪針で腹巻帽子を編んでいて、これはひどく時間がかかる。
いま編みはじめて4日めくらいだが、まだ15センチくらいしか編めていない。
全部で52センチ必要なのだ。

もちろん、ずっと編みつづけているわけでなく、なにかをする合間にちょこちょこと針を持つ。
それでも、しつこく編みつづけていると、だんだん上手になっていくのがわかる。

あまりにも進まないので、昨日は立川のユザワヤに行って、おなじオパール毛糸のすこし太めのものを買ってきた。
ふつうのオパール毛糸は4本ヨリだが、これは6本ヨリ。
こっちのほうがなんとなく暖かそうな感じがする。

いま編んでいる腹巻帽子を仕上げてから6本ヨリのものを編みはじめようか、それともすぐに編みはじめようか、迷っているところ。

引きこもってはいるが、振り返ってみると、土曜日にはゼミ生のゆきこさんと朗読収録をしたし、午後には共感音読カフェを開催した。
共感的コミュニケーション、すなわちNVC(=Nonviolent Communication/非暴力コミュニケーション)を知ってまだ日が浅い方の参加が多かったのだが、みなさんと話していて確信したのは、こういうことだ。

私がこのところ情熱を持っているのは、NVCを教えることではなく、NVCを日本語や日本の社会風土や個々人にローカライズ/パーソナライズすることなんだ、ということ。
そしてそれもまた、私自身の固有の経験にもとづく、いわば「水城式共感術」とでもいうようなものであり、それを伝えたり、いっしょに練習したりしたいのだ、ということ。

おまえがやっているのはもはやNVCではないよ、といわれてもしかたがないかもしれないと思う。
しかし、NVCがめざす世界と私が大事にしていることが一致しているという体感はあるので、水城式でいいではないか、とここ何日か引きこもりながらかんがえていることである。

10月28日:共感文章講座@国立春野亭(もしくはオンライン)
メールやLINE、SNSでのテキストコミュニケーションにおいて、共感的コミュニケーション(NVC)の方法をもちいてお互いに尊重をもってつながりあう文章表現を練習するための講座です。