2016年10月8日土曜日

映画:アバター

2009年公開のアメリカ合衆国とイギリスの合作映画。
監督はジェームズ・キャメロン。
キャメロンといえば「タイタニック」が有名ですが、私は「ターミネーター」「エイリアン2」、そして「アビス」が好きです。

この「アバター」は大ヒットして数々の記録を塗りかえたことでも有名なんですが、映画好きの評価はまちまちでした。
とくにSF映画ファンからは、「すばらしかった」と「クソだった」の両極端の声が聞こえてきて、私もとまどったおぼえがあります。
そして私自身はどのようにこれを観たのか。

2009年公開当時、たしかに観に行ったんですが、なぜかどう感じたのかまったくおぼえていないのです。
そこで今回、もう一度見直してみました。
そしてまたあらためてびっくりしたのは、
「ストーリーをまったくおぼえていない」
ということです。
これはなにを意味しているんでしょうか。

まあしかし、ストーリーは単純明解です。
ヨーロッパからアメリカ大陸にわたった白人が、ネイティブアメリカンを虐殺し侵略した歴史を皮肉って裏返してしたストーリー、と受け取ることもできます。
でも、あらためて見ると、映像はすばらしい。
そしてアバターの世界観であるパンドラという惑星の生態系、ネイティブ住人であるナヴィの哲学や価値観など、かなりユニークに作りこまれています。
たぶん、こちらに目がいって、ストーリーが頭にはいらなかったんでしょう。
あらためて観ても、ストーリーはどうでもいいような感じです。

もちろん全編セットはCGで作られていて、動きもキャラクターもCGなんですが、もはやそれはもうどうでもいいでしょう。
むしろこれが7年も前の作品なのだということに、あらためて驚きます。
映画自体の評価云々より、まずは「目が喜びます」。

なんと、「アバター」は続編が作られていて、来年の末には公開される予定だそうです。
しかも続編はさらに3本あって、どのような世界観が広がるのか、ちょっと楽しみです。

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