2014年1月26日日曜日

マックやiPhone/iPadの音声入力、かなり使える

NVCの献ちゃんが遊びにきて、マックやiPad(mini)、iPhoneの音声入力のことをあれこれ教えてくれた。
最初はiPadiPhoneGoogleアプリで、音声入力を使ってあれこれ検索するコツを教わっていた。
マイクマークをタッチして音声入力すると、かなり正確に検索語が入力できる。
日本語認識の正確さが想像以上に向上していることに、まずびっくり。

たとえば、「現代朗読協会」としゃべると、ちゃんと検索して結果を表示してくれる。
住所や施設名を検索するのも、しゃべるだけでオーケー。
「東京都庁へのみちのり」としゃべると、今度は音声で「車で13分です。こちらのルートが渋滞なしで便利です」みたいに答えてくれる。
いくつかコマンドのワードがあるようで、それを知っておくとさらに便利に使えるだろう。

iPhoneやiPadを使っていて一番面倒なのが、ちいさな検索窓にちまちまとソフトキーボードで入力する作業だ。
それが音声入力で簡単にできる。
ただし、まわりに人がいなければ。

メールの返信とか、Twitterのツイートなどにも便利に使えそうだ。
さっとメモを取りたいときなどは、ホームボタンを長押しして「Siri」を立ちあげ、
「メモを起動」
としゃべって、メモしておきたいことをしゃべる。
アプリがどの画面にあるのかわからないときは、「○○を起動」といえば立ちあがるので便利。

献ちゃんが教えてくれたのでかなり便利なのは、
「タイマーを3分30秒にセット」
といった命令だ。
コマンドが通った瞬間からタイマーが動きだすので、いちいち時計アプリを探して時間をセットする手間がいらない。

MacBook本体でも日本語入力機能が使えるというので、こちらも試してみた。
私はキーボードを打つのが得意で(ピアニストだからね)かなり速いから、音声入力の必要性はあまり感じないが、それでも寝転がってだらだらと思いついたことを入力したいときなど、便利かもしれない。
設定の仕方だが、左上のアップルマークをクリックして、プルダウンメニューから「システム環境設定」を選択。
「音声入力と読み上げ」ボタンをクリックして、「音声入力」タブのなかの「拡張音声入力を使用」にチェックを入れる。
これで「fn」キー二度押しで音声入力モードになる。

試しにいま、ちょっと長めの文章を入力してみよう。
「吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生まれたかとんと見当がつかん。」
しゃべっていけば、どんどん変換されて入力されていく。
最後の「つかぬ」が「つかん」になってしまったけれど、これは私の滑舌の問題かも。
「わがはい」が「我が輩」ではなく、ちゃんと原文どおりの「吾輩」に変換されたのがすごいな。

「。」は「まる」といえば入力できる。
記号を入力するための言葉については、ググれば出てくるだろう。
キーボード入力が苦手な人や、なんらかの支障があってキーボード入力ができない人は、助かることだろう。
支障がなくても、どんどん話していけば入力してくれるので、思考をさまたげられることなく話し、あとで必要な部分を訂正したり推敲すればいい。

まったくSFじみた状況が実現している。

SF小説にどっぷり使っていた中学生のころの私に、これを見せてやりたかったな。