正月休みで名古屋から帰省中の息子といっしょに、郊外のショッピングモールにあるシネコンまで映画を観に行ってきた。
朝一番の上映ということで、正月にもかかわらずがら空き。
観た映画は「ゼロ・グラビティ」。
監督はアルフォンソ・キュアロンという、メキシコ出身の、これまでの作品もあまりぱっとしない感じ(失礼)の人。
出演はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーのほとんどこのふたり。
おっと、いま確認したら、声の出演でエド・ハリスが参加していたぞ。
見終わってから思ったのは、この映画はサンドラ・ブロックの現時点での代表作といってもいいだろう、ということ。
ジョージ・クルーニーはもともと好きな役者だが、深みと軽さをいい感じで演じている。
かっこいいおじさんとは、こういうやつをいうのだろう。
見所は始まってからの超長回し。
デジタル編集とCGなのでいかようにでもできるのだろうが、それにしてもしょっぱなからえんえんとつづくリアルタイムのノーカットシーンはすごい。
人工衛星の破片が襲ってきて、シャトルが破壊されるまで一切カットなし。
CG満載であることはわかるのだが、それと無重力状態での人間の生身の動きと演技を溶け合わせる編集作業は、たぶん気の遠くなるような人員と時間をつぎこんだことだろうと想像できる。
そしてエンディングの強烈なメッセージ。
ご都合主義的な展開はいくらかあるものの、年始からなかなか見応えのある映画を観ることができた。
夕食はセイコ蟹のごった煮スープや、蟹飯、寿司、刺身、ハタハタの唐揚げなどで豪勢に。
一番うまかったのはハタハタであった。
これは1匹45円で近所のスーパーで買ってきたもの。