早朝に国立を出て東京駅へ。
新幹線の往復チケットと宿泊付きのプランをとってもらったので、こだまのグリーン車でゆったりと名古屋に向かう。
名古屋栄のナディアパーク内にある練習スタジオで、現代朗読の群読パフォーマンスのワークショップとその映画撮影のために。
東京からは野々宮卯妙とユウキが同行。
シートをくるっとまわしてボックス席にして、修学旅行みたいだ。
名古屋での現代朗読ワークショップは本当は先月で終了するはずだった。
ところが、映画を撮ってくれている伊藤くんと、参加のみなさんからの強い要望があり、またうまく会場を取ってもらえたというのもあって、もう1回やれることになった。
前回は日中がワークショップ、夜は朗読コンサートだったが、今回は日中も夜もワークショップ。
昼しか来れない人、夜しか来れない人、通しで参加できる人、そんな条件のなかでの群読パフォーマンス作りとなった。
11時すぎ、名古屋到着。
栄へ移動。
ユウキがまだ名古屋名物味噌煮込みうどんを食べたことがないというので、山本屋本店へ。
私もひさしぶり。
こってりと腹ごしらえをする。
13時、会場の練習スタジオ入り。
すでに撮影の伊藤くんとヨシキくん、世話人の生惠さんが来ていた。
前回世話人だったシローさんは、今回は残念ながら不参加だったのだが、顔を出してくれていたようだ。
入れ違いで残念。
大阪から窪田涼子が会いに来てくれていた。
13時半、午後の部がスタート。
参加者は10数人。
前半は基礎トレーニングをしっかりやったあと、後半は群読パフォーマンスを撮影をまじえながらいくつかトライできた。
前回も参加してくれた人、天白での毎月のワークショップに参加してくれていた人、初参加の人、そして10年近く前に名古屋でおこなった公演に参加してくれた人がひさしぶりに顔を出してくれたりと、さまざまな顔ぶれがあった。
カメラを追いかけたり、ピアノのなかに全員が顔を突っこんだりと、変なパフォーマンスをやってもらったけれど、楽しんでもらえたようだったし、なにより私が楽しかった。
小休憩をはさんで、夜の部が19時からスタート。
午後の部から引きつづき参加する人と、夜の部のみの参加の人がいて、午後の部よりやや人数が増えただろうか。
群読パフォーマンスとしてはボリュームが出たが、時間的制約があってうまくできるかどうか自信がなかった。
みなさんの協力と集中力と、のりのりの意欲のおかげで、短時間におもしろいパフォーマンスが仕上がり、撮影もうまくできたようだ。
今年の春ごろから天白の生惠さん宅〈アロマファン〉で毎月つづけてきた現代朗読のワークショップを踏まえておこなった先月と今回の会、大変密度の濃い、充実したものになったと感じている。
現代朗読の群読表現作品としても、おもしろいものがいくつか仕上がった。
映像作品としてどのようなものになるのか、とても楽しみにしている。
ところで、ワークショップは終了したが、来月12月はやはりおなじ場所で、名古屋の俳優で朗読者である盟友・榊原忠美と、現代朗読・野々宮卯妙、私による三つ巴の朗読公演をおこなうことが決まった。
12日(木)夜にスタジオを押さえたので、ぜひおいでいただきたい。
またその翌日には、朗読の個人レッスンを公開でおこなうことになっている。
私の個人演出を受けてみたい人、即興ピアノとの共演にトライしてみたい人など、撮影や作品公開もオーケーなので、参加してみてほしい。
詳細は近日中に公開します。