今日は個人セッションを2件。
これまで土曜日は現代朗読ゼミや共感カフェなど、国立春野亭でのイベントも、出かけて行ってのイベントもはいることが多く、めったになにも予定がないということはなかったのだが、ここ数か月、意識的にイベントを縮小していって、スケジュールはだいぶ空白が多くなった。
数年前にとくに共感的コミュニケーションを伝えたり学んだりする場を増やし、出張ファシリテートも積極的に受けていたのだが、このところ多くの方が勉強や講座を主催するようになり、また日本人のNVCトレーナーもつぎつぎと誕生しているので、場作りについての私の役割やニーズは薄れてきたと感じている。
たくさんできてきたNVCの学びの場については、もろ手をあげて歓迎するとばかりはいえない状況ではあるけれど、それはそれとして日本でNVCがより浸透していく過程としては喜ばしいことだろうと思う。
私としては、場づくりより、そのような場が増えてしまうことによってともすれば見過ごされがちになる本質的な部分にもう一度焦点を当てなおす作業——テキストなどのコンテンツ作り——にリソースを傾注していきたいという望みがある。
また、必要としている人に必要なだけの共感を向けるための個人的な対応も大切にしたい。
そんなわけで、今日は朝からマイペースで書きものしたり、セッションしたり、編み物したりしているのだが、ずっと自分自身でいられる幸福な時間をいただいている感じだ。
だれからいただいているのかわからないが、感謝の気持ちがわいている。
(写真の編み物は赤ちゃん用の腹巻)
とはいえ、このあとは夜に、国立〈アグレアブル・ミュゼ〉でミニ公演をやるので、実穂さん・野々宮とミーティングをやることになっている。
こちらもまた楽しみなことだ。
◎11月3日:ダンス×朗読×ピアノ「初恋」@国立アグレアブル・ミュゼ
共感的コミュニケーションでつながった3人のアーティストとともに「自由」を探求する即興的瞑想の旅へお誘いします。演目は水城雄作、老婆と青年の仰天の恋物語「初恋」です。午後7時開演。