ものを書いていたり、演奏していたり、演出していたり、そういう仕事的なものでなくてもいつも手を動かしているので人からあきれられることもあります。
手を動かすというのは、絵を描いたり、料理をしたり、編み物をしたり、といったことです。
これらも広い意味でもの作りや表現行為といってもいいわけで、それをしていないと呼吸していないのとおなじくらい息苦しくなって、溺れそうになってしまいます。
ここ1か月ほど、引っ越しの準備やら、実際の引っ越しやら、引っ越してからの片付けやら、いろいろな手続きやら、そういうものがいまもつづいていて、もの作りや表現のための時間も場所も確保できずにいます。
そうなってみると初めて、自分のなかに抑えこまれている衝動がいかに強烈なものなのか、逆にくっきりと浮かびあがってきます。
書きたいもの、作りたいもの、表現したいものが山のようにあります。
元横綱・千代の富士の九重親方が61歳という若さで亡くなったというようなニュースを聞くと、自分もその年齢までにあとわずか2年なのだ、と反射的に思考してしまいます。
この「あせり」や強すぎる「衝動」や、先ばしったニーズは、それに乗っかってしまうといいことが起こりません。
こういうときこそマインドフルに自分自身につながり、身体と対話し、じっくりと方向をねらいすましていかなければなりません。
マインドフル瞑想で自分自身の深部とつながり、ほんとうに自分が必要としていること、あるいは自分の身の丈にあった行動をみきわめていく必要があります。
こんなとき、自分が長年おこなってきた呼吸法、音楽瞑想、マインドフルネスのワーク、共感的コミュニケーション(NVC)、そして武術(韓氏意拳)がとても役に立ちます。
つづけてきてほんとうによかったと感じますし、さらに深めていきたいとも思います。
こういった現代社会に生きる者にとって必要な、自分自身でありつづけ、気づきつづけるためのワークを深めるためには、ひとりでの練習も大切ですが、ともに練習する仲間がいることも大変有効です。
土曜日に下北沢でおこなう「音楽瞑想ワークショップ」も、グループワークとしてともに深めあうチャンスです。
みなさんにも興味を持っていただけばさいわいです。
詳細はこちら。