昨夜。
下北沢の老舗ライブバー〈レディ・ジェーン〉で、私・水城ゆうと現代朗読の野々宮卯妙、そしてボーカリストの蜂谷真紀さんが、初顔合わせとなるライブをおこなった。
真紀さんのお名前は以前から知っていたが、共演してみたいと思いはじめたのは、去年から私が白楽の〈ビッチェズ・ブリュー〉に出るようになってからだった。
真紀さんもビッチェズ・ブリューによく出ておられて、聴く機会があった。
ほかにも、こちらも私が毎月演っている〈キッド・アイラック・アート・ホール〉のギャラリー・スペースでパフォーマンスをされたりして、野々宮と三人でやらないかと声をかけさせていただいた。
レディ・ジェーンの大木さんにお願いしたら、三人でやらせてもらえることになった。
真紀さんはレディ・ジェーンもよく出ているということだった。
一度だけ羽根木の家で音出しをしてみたが、ほとんどなにも決めないまま、昨日を迎えた。
朗読テキストだけ決めた。
私が書いた『子どものころの七つの話』から、5話やることになった。
お客さんが少なくてちょっと寂しかったが、カルメン・マキさんが来てくれたのはうれしかったな。
マキさんとはひさしぶりにお会いできた。
ゼミ生の藤沢さんも、ママなのに遅い時間にもかかわらず来てくれて、ありがたかった。
ファーストステージの冒頭は私のピアノソロ。
2セットめは私と野々宮のデュオで『七つの話』から第二話。
3セットめは私と真紀さんの、朗読抜きのセッション。
でたらめ語みたいな音とも言葉ともつかぬ音声をあやつる真紀さん、そしてボイス、ボーカル、不思議な世界が広がっていく。
最後は三人でのセッション、『七つの話』から第三話。
休憩時間に来てくれた人たちと歓談。
ビールを飲みたくなるのをグッとがまんする。
セカンドステージの冒頭は真紀さんのソロパフォーマンスから。
2セットめは真紀さんと野々宮の、声のデュオセッションで、『七つの話』から第四話。
ここで長めのMCがはいって、虫やらミミズやらうんちの話やら、子ども時代の話で盛り上がる。
真紀さんも虫とかカエルとかが大好きな子どもだったらしい。
3セットめと最終セットは三人で、第5話と第六話を。
いやー、おもしろかったな。
来れなかった人は残念!
終わってからカルメン・マキさん、そしてオーナーの大木さんを交え、音楽話で盛りあがる。
大木さんからは私がまったく知らないミュージシャンの秘話をたくさん聞かせてもらって、おもしろかった。
結局、真紀さんの終電ギリギリの午前1時まで話しこんで、ようやく解散。
このメンバーでまたやりたいな。