後藤さんがいろいろと準備してきてくれて、大変ありがたく、楽しかった。
大荷物だったろうに、養蜂箱を2種類、運んできてくださった。
すでにミツバチが使ったことのある箱で、そのほうがミツバチを誘いやすいらしい。
また、キンリョウヘンという東洋蘭の一種の花のにおいが、ミツバチの誘引や定着によく効くということで、それもひと鉢いただいた。
箱の構造や使い方の説明をしてもらったあと、羽根木の家の縁側と物置の角になっているひさしの下のところにふた箱設置。
これで日本ミツバチがやってくるかどうかはわからないが、楽しみに待ってみることにする。
そのあと、後藤さんが作ってきてくれた蜂蜜を使ったスイーツをいただきながら、お茶会。
そして、いろいろな蜂蜜のテイスティング会。
西洋ミツバチは一種類の花を集中的にあつめる習性があるので、純度が比較的高くなる確率がある。
いろいろな花の蜜をすこしずついただいてみたが、それぞれ全部ちがう風味があって、びっくりするくらいだった。
しかし、やはり日本ミツバチの蜂蜜は特別だった。
日本ミツバチはどの花からも広く集めてくる習性があるので、いろいろ混じっている。
そして微妙に醗酵している。
酸味があって、味わいが複雑だ。
その味は、ミツバチがいる周辺の自然環境をそっくりそのまま写し取ってきた味そのものだといえる。
今回訪問できなかった後藤さんの家のミツバチだが、ちょうど今朝、分封がおこってうまく養蜂箱に誘引成功、というニュースがとどいた。
次の土日、18日と19日に代々木公園でおこなわれるアースデイ2015のなかで、アースデイ大学の特別公開講座が開催される。
その4コマめに、後藤純子さんと私が「東京都心の蜜源植物」というテーマでお話をさせていただくことになっている。
どうぞ遊びにいらしてください。
来れない方のためにネットラジオ「ソラトニワ」でも中継するそうです。
詳細はこちら。