午前中は式典があって、私たちは町民ふれあいコンサートということで、午後1時から約1時間の演奏をすることになっていた。
Oeufs(うふ)というは歌(ときには作詞)の伊藤さやかと、演奏・作詞作曲アレンジの私・水城ゆうのふたりによる音楽ユニットで、日本の懐かしいメロディをオリジナルアレンジで演奏するほか、オリジナル曲や外国の民謡なども取りあげる。
さやかと私と、プロデューサーの野々宮の3人で、午前中から滑川町に移動。
まず池袋まで行き、さやかと合流し、東武東上線で森林公園駅まで。
川越よりむこうだが、快速に乗ったら池袋から1時間足らずでついてしまった。
そういう地の利で、このところ首都のベッドタウンとして人口が増加しつづけているほか、近郊農業も盛んな町らしい。
駅からはタクシーで町の総合体育館へ。
行ってみると、イベント企画のサポートをしている朝日企画の方々や町の職員のみなさんから歓待され、とても居心地がよかった。
会場を下見し、控え室でしばらく待っていると、町民の方がぞくぞくとやってくる。
体育館にならべた、たぶん200脚くらいの椅子が、すべてぎっしり埋まってしまった。
1時になり、吉田町長の挨拶のあと、仮設のステージに出ていって、さっそくコンサートをはじめる。
年輩の方が多かったが、若い町の職員のみなさんや、子どももいて、熱心に聴いてくれた。
前半は日本の秋の唱歌、中盤は外国の歌曲や民謡、終盤にはオリジナル曲を何曲かやって、最後は滑川町歌をみなさんと歌って終わった。
途中、みなさんと輪唱で遊んだり、簡単な発声・呼吸をいっしょにやったりしたことも好評だったようだ。
終わってから巨大な花束をいただいた。
そしてまた、「どこか食事するところはありませんか」という問いに、地元の料亭まで送りとどけていただき、また食事代も町が持っていただいて、かえって恐縮なくらいであった。
あいにくの天候だったが、大変気持ちよく帰ってきたのであった。
滑川町のことが大好きになったので、またなにか機会があって行けるといいなあ。