2014年11月17日月曜日

白楽〈ビッチェズ・ブリュー〉11月ライブ報告

昨日の夜は、このところ毎月やらせてもらっている白楽〈ビッチェズ・ブリュー〉での朗読と音楽のライブだった。
しかし、私のアピールがわるいのか、やっていることはとってもおもしろいと思うのに、なかなかお客さんが来てくれない。
昨日も、私が個人的に呼びかけた人たちもみごとに全滅で、お客さんが全然いなかった。

とはいえ、ひさしぶりにライブに参加する照井数男くんが来てくれることになり、渋谷で落ち合っていっしょに白楽に向かった。

照井くんは大学で数学を教えたり研究している数学者で、現代朗読協会とはけっこう長い付き合いになった。
昨夜は照井くん、野々宮卯妙と私の三人が揃ったのだが、思い返してみれば朗読と音楽のセッションはこの三人から始まったようなものだといっていいかもしれない。
中野のピグノーズという店で、これまたお客さんが全然はいらないライブをやっていたら、フリージャズピアニストのいまは亡き板倉克行さんがふらりと遊びに来て、おもしろがってくれ、それからこのふたりをあちこち連れ出してくれたのがきっかけのひとつだった。

板倉さん亡きあと、だれがおもしろがってくれているのかと思えば、杉田さんなのだった。
このおもしろさがわかるには相当な耳が必要なのかなあ。
我々の活動は、耳を育てるところから始めなければならないのかもしれない(気が遠くなるけど)。

早めに白楽に着けたので、ベトナム人の女の子たちがお勝手をしているトンカツ屋で腹ごしらえをしてから、ビッチェズ・ブリューに乗りこむ。
オーナーの杉田さんが例によって貴重な「時代の証言」的な話をしてくれたり、このところのジャズ界・音楽界の所感を聞かせてくれたり、我々がやっていることへの提言やヒントをくれたりと、とてもありがたい時間をいただけた。

この夜におこなった朗読と音楽のセッションの模様は、近く、抜粋をYouTubeで配信する予定だ。
そして来月12月は、24日のクリスマスイブにライブ予定をいただいているので、なにかひと工夫して楽しいプログラムにしたいと思っている。
イブにはいろいろ予定もはいっているかと思うけれど、もしあいていたら白楽まで遊びにいらしてください。