2014年11月27日木曜日

羽根木の家での共感スキル勉強会は共感・声カフェに

今日は毎月〈羽根木の家〉で開催している共感的コミュニケーションの勉強会だった。
初めての人がひとり、ゼミ生がひとり、リピーターの方がひとり。

時間前にリピーターの方から電話があり、NVCのIITに参加するつもりで申し込みもすませているのだが、参加について不安があるので話を聞かせてもらいたいという。
どんなことでも聞いてくれていいですよ、どうぞいらしてください、とこたえると、
「声にならないくらい安心しました」
と、本当に声をつまらせておられたので、相当不安があったのだろう。

その方の話を勉強会でもじっくりと聞く。
なにかお願いしたくても拒否されるのがこわくていいだせなかったり、自分がいったことを言下に否定されておじけづいたり、甘えたいのに甘えちゃいけないという自分の声があったりと、IIT参加にも関係するいくつかの悩みを聞かせていただいた。
最後にはちゃんとニーズを聞かせてもらって、全員、うれしい気持ちになった。

人の話を「聞く」ということについて、スキルを深めたいという声もあった。
職場での人間関係についての話もあった。
共感スキルを使ってうまくつながりを持てたうれしい例の報告もあって、こちらもうれしかった。

今日は自分自身がかなり落ちこみ、混乱した状況のなかで開催した会だったが、その自分をすこしさらけだすことによって、なんとかうまく進行できたように思う。
直前に安納献ちゃんとSkypeですこしだけ話し、励ましてもらったのが大きかった。
ありがたい。

初めて参加してくれた方とリピーターの方がそれぞれ、私の『共感的コミュニケーション〔入門編〕』と『共感的コミュニケーション〔応用編〕』を購入してくれたのもありがたかった。

これまで「共感的コミュニケーションの勉強会」という名目で開催してきた会だが、もうすこし私がやってきたこと——たとえば音読療法や朗読演出、音や声の世界、マインドフルネスといったこと——を取りいれてみたいという気持ちがあって、来月は「共感・声カフェ」という名前に変えて開催しようと思っている。

詳細と申し込みはこちらから。