一昨日・11月4日(火)は2級ボイスセラピスト講座をおこなった。
参加者は2名だったが、ともに熱心に参加してくれて、みっちりと音読療法について伝えることができた。
ひとりは歌手の方、もうひとりは大学院在籍の研究者の方ということで、それぞれのニーズがはっきりしていた。
それぞれの仕事、生活のなかで音読療法を活用していっていただけるとうれしい。
そして夜は韓氏意拳の女子クラス。
もとい、韓氏意拳体験講習会。
内田秀樹準教練にお越しいただいて、たまたま参加者が(私をのぞいて)女性ばかりのクラスとなった。
韓氏意拳ではつねに、自分の身体の声を深く聞き、頭でかんがえる運動の軌道とか、やりかたとか、なにかをなぞるような「既知」の動きではなく、身体の深い「未知」の場所からまんべんなく発生してくる動きに注目し、それを表現する練習をする。
言葉で書くとややこしいが、実際にやってみてもこれはむずかしい。
手把手《しょうばしょう》といって、指導者に手をそえられてシンプルな型の動きをおこなうのだが、身体の声に深く注目できていないとまったく動くことができない。
そもそも、私たちは自分の意志で動くことができるのか、という問いからスタートするようなところがある。
とにかく、自分自身の身体や存在そのものに謙虚に向き合い、未知の試みをおこなっていく、それが韓氏意拳の稽古となる。
この日も気づくことがたくさんあって、頭も身体もぱんぱんになってはちきれそうだった。
しかし、練習自体はますますおもしろくなってきたのを感じている。
※次回の羽根木の家での韓氏意拳講習会は、11月25日(火)夜の開催。会員向け初級クラスです。詳細はこちら。