2019年4月15日月曜日

国立春野亭での現代朗読ゼミはほぼ個人レッスン

今年にはいってから岐阜・各務原の〈花寧香くらぶ〉での勉強会は、朗読や身体ワークの割合が増えて、共感カフェから水城ゼミと名称が変わった。
名古屋・天白〈アロマファン〉も朗読表現を通しての学びに切り口を移行して、先日から現代朗読〈ウェルバ・アクトゥス〉ワークショップと名称変更した。

いずれもみなさんに喜んでいただき、回を重ねるごとに参加者の学びも深まり、私もうれしいかぎりだ。

一方、東京・国立〈春野亭〉でおこなっている現代朗読ゼミは参加者があまり増えず、現在はほぼ個人レッスンとしておこなっている。
これはこれできめこまかな学びの時間ではあるが、何人かいなければできないこともあって、ゼミ生のユウキさんはわざわざ名古屋の会に参加したくらいだ。

たまに体験参加の人が来ることがあるが、たいていは「朗読」のイメージとあまりにかけ離れた内容に驚いてしまうのか、リピート参加はとてもすくない。
一般的な朗読講座とはまったくちがうといえばそのとおりだが、このゼミでやっている方法がすぐれた表現者を生み出す王道だろうと私は確信しているのだ。

何人か来てくれればありがたいが、個人レッスンも悪くはない。
朗読といっても人それぞれニーズが違う。
それぞれのニーズに丁寧に対応するのに個人レッスンが適している。

朗読にからんだニーズとして、朗読会などのライブに出たいというほかに、オーディオブックを収録したい、音楽と共演したい、YouTube動画を作ってみたい、などがある。
ゼミはこれらに対応している。

とくに最近、YouTubeにさまざまな切口の番組や動画が登場してきていておもしろいので、朗読がらみでもなにかできないかと思っている。
また、長年得意とするところのオーディオブックを、また定期的に、一定量のボリュームをもって配信していきたいとも思っている。

ゼミと連動しているオーディオブック製作会社のアイ文庫は、そのコンテンツを当初から音訳本ではなく、朗読者の表現作品として作りつづけ、送りだしてきた。
いまだにその価値は高く評価されているが、過去に作ったものはiTunesやアマゾン・オーディブルの数多い音訳本に混じって埋もれがちになってしまっているのが残念だ。
今後は配信方法に工夫をこらしていきたいとかんがえている。

写真は前回のゼミ後、ゼミ生といっしょに行った近所のそば屋の辛みせいろ。
なかなかよいそば屋があるのです。
そんな感じで仲よくわいわいとやっています。
仲間募集中。

4月21日:臨時朗読ゼミ(水城ゼミ)
ゼミ生が個人レッスンを受けるタイミングで臨時の現代朗読ゼミを開催します。現代朗読については水城ゆうブログ「水の反映」の「現代朗読」ラベルをご参照ください。4月21(日)10時半から約2時間。