このところの新刊はほとんどアマゾンKindleから配信していて、コンスタントに読んでくれている人がいるようなので、正確な数字を知りたくなったのだ。
とくに『共感的コミュニケーション』は2017版、2018版、2019版と、毎年つづけてリリースしてきたので、どのくらいの人が読んでくれているのか、知りたくなった。
もちろんKindle本は売れた数に応じて毎月アマゾンから振込がある。
それとは別に、サブスクリプション制といってもいい「unlimitted」という読み放題の制度もある。
これは月定額を支払った人、またはプライム会員向けに、対象になっている本なら無料で好きなだけ読める、というシステムだ。
私の本もこのシステムで読めるようにしてある。
Unlimittedの売り上げの計算方法は複雑で、ブラックボックスに近いのだが、ようするに定額会員やプライム会員から集まった総額をページビューに応じて各書籍ごとに分配率を算定し、著者にペイバックするというシステムだ。
こちらの数字が増えつづけていて、ダウンロード販売よりずっと多くの人が読んでくれている。
私の『共感本』の場合、3冊あわせて3万5千近い読者がいることがわかった。
Unlimitted制度がはじまる前の分と合わせれば、たぶん5万近くの人に読んでもらっているだろうと思う。
これはうれしいことだ。
活字本で3万部を売るのはかなり大変だ。
しかも著者印税は1割に満たない。
本を書くという労力に比して著者への報いはとてもすくない。
もうKindleでいいじゃないか、という気に充分になる数字だ。
どうしても紙の本がいいという人は、オンデマンドで印刷製本して送ってくれるサービスもアマゾンが提供しているので、それを使うこともできる。
なんだか明るい気持ちになってきた。
私・水城ゆうがこれまでリリースした電子書籍のリストはこちらにまとめてあるので、一度ご覧ください。