2016年5月28日土曜日

短時間での共感勉強へのチャレンジ

NVC(=Nonviolent Communication/非暴力コミュニケーション)をベースとする共感的コミュニケーションは、じっくりと学ぶことが推奨されることが多いし、私もそう思います。
時間をかけて基本的プロセスを学び、練習し、またじっくりと時間と余裕をもって自分自身につながる(自己共感)ことが必要です。
そうはいっても、そのような時間的・精神的余裕がない人にかぎって共感的コミュニケーションを必要としている場面があることもまた事実です。

私は共感カフェという名のもとに、都内のカフェやお店などのスペース、古民家〈羽根木の家〉などで共感的コミュニケーションの学びの場を多く持っていますし、オンラインでも個人セッションや共感カフェを提供しています。

そんななかで、時間的・精神的余裕のない人を対象にした、よりコンパクトでインパクトのある短時間のセッションができないか、というふうにかんがえるようになってきました。

そこで、今年からはじめたオンライン共感カフェは60分という時間的制約をもうけてみました。
オンラインなので自宅にいながらにして、しかも60分という比較的負担のすくない時間的拘束で、コンパクトに学ぶことができる。
一定の手応えを得ています。

これをオフライン/リアルカフェでも試してみたいのです。
コンパクトな学びの場、これを提供してみたいとかんがえています。
もちろん各地にさまざまな人がじっくりと学べる場を用意していますし、羽根木の家でもそのような勉強会や講座が頻繁におこなわれています。
じっくと学びたい人、時間的余裕がある人は、そういうところに参加していただきたいと思います。

昨日、下北沢の〈かまいキッチン〉にお邪魔して、あたらしく共感的コミュニケーションの勉強会をスタートできないか、クミさんと打ち合わせしてきました。
たくさんニーズを聞かせていただき、いろいろな方法を検討し、まずは試しにやってみることにしました。

よいアイディアが出て、それは60分という枠をふたコマつないでみる、というものです。
前半の60分は共感的コミュニケーションをまったく知らない人、まだ一度も触れたことのない人、あるいは学びなおしたい人などに参加してもらいます。
後半の60分は、前半の人がそのまま残ってつづいて参加してもいいし、ある程度知っていたり経験のある人を対象にやります。
どちらか60分だけ参加してもいいし、時間に余裕のある人は通して120分参加してもらってもかまいません。

これでまずは6月のはじめのほうに一度やってみようということが決まりました。
ほかにも楽しいお誘いをいただきました。
7月10日(日)にかまいキッチンの前の通りで「やなかまストリートマーケット」というイベントが開催されるんですが、そこで「共感おはなしカフェ」をやってみよう、というものです。
コーヒーでも飲みながら気軽に通りがかりの人のお話を聞き、共感しようというオープンなカフェです。

このようなオープン共感カフェは一度やってみたかったので、大変ありがたく、楽しみで、いまからわくわくしています。
ひょっとしてこちらのオープン共感おはなしカフェは、60分どころではなく、10分とか15分の世界かもしれませんね。
そんなもの聞いたこともなかった、というような人たちに、共感的コミュニケーション/NVCの世界の一端でも知ってもらえればと思っています。

6月開催:水城ゆうのオンライン共感カフェ(6.6/14/27)
自宅や好きな場所にいながらにして気軽に参加できる、ネットミーティングシステム(zoom)を利用した共感的コミュニケーションの60分勉強会、6月の開催は6(月)16時と20時、14(火)20時、27(月)20時です。