月に一回のペースで開催している共感文章講座、終了。
共感的コミュニケーション(NVC)をテキストベースで応用するには、ふたつの狙いがある。
ひとつは、リアルタイムでは難しい面がある共感の表現やコミュニケーションについて、自分のペースでじっくりと取り組むことができるテキスト表現の世界で練習し、確実に身につけること。
そしてもうひとつは、メールやSNSなど、テキストを用いたコミュニケーションが増大しているネット社会において、トラブルが多発したり、自分自身を怖れなくのびのびと伝えたり表現したりするときに、共感的コミュニケーションの思想がそのまま応用できるということ。
共感的コミュニケーションの勉強会や講座は数多くあれど、テキスト表現に絞りこんだものはあまりない。
共感的文章というと、「読み手に共感してもらうための文章」というイメージがあるかもしれないが、そうではない。
文章を書くことで自分自身に共感すること、また相手の文章を共感的に読み受け取ること、その上でお互いに思いやりをもったテキストベースのコミュニケーションを持続し、つながりを育てること。
こういったことを練習するための題材がいくつかあって、それらを実際にやってみるのがこの共感文章講座だ。
今回も参加のみなさんと共通の題材について書いたり、考察したりした。
テキストなので、オンライン参加でも問題はないし、もちろんリアルに現場に来ていただければ講座内容を超えて必要な共感を向けることもできる。
自分のペースでじっくり共感的コミュニケーションを学んだり、練習したり、身につけてみたいと思っている人は、参加してみることをおすすめする。
もちろん、テキストコミュニケーションで問題を抱え、その解決を求めている人も歓迎である。
◎10月28日:共感文章講座@国立春野亭(もしくはオンライン)
メールやLINE、SNSでのテキストコミュニケーションにおいて、共感的コミュニケーション(NVC)の方法をもちいてお互いに尊重をもってつながりあう文章表現を練習するための講座です。