今日は朝から日本みつばちの世話と突発的できごとで大忙しだった。
夏にはいってから調子が悪くなっていた旧群が、かなり働き蜂の数が減り、貯蜜や育児もはかばかしくなくなってきていたので、給餌をしてみようかということになった。
やるとなるとちょくちょくようすを見て、補給をしてやりたいので、車で30分かけて私が頻繁に行くより、近くに住んでいるみつばち部員にお願いできればありがたい。
そこで部員のはるかさんに頼んで、給餌のやりかたも教えるべく、今朝、いっしょにあした農場に行った。
給餌のしかたを教えて、私はいったん国立の家にもどった。
しばらくしたら、あした農場の渡辺さんから電話がかかってきた。
「どうも分封してるみたいです」
この時期に?
聞くと、蜂がたくさん飛びまわって、分封のときとそっくりの動きを見せているという。
時間的にも時騒ぎとは違いそうだ。
蜂たちの動きが落ちついて、蜂球が確認できるようなことがあれば、もう一度連絡してください、といって、いったん電話を切った。
すぐにまたかかってきて、蜂球が近所の林のなかにできている、という。
しかも今回は低い場所だという。
春の分封のときは、えらく高い場所に蜂球ができて、大変苦労したのだ。
すぐに駆けつけることにした。
ついでにはるかさんに連絡したら、同行できるという。
取りこみに人手が必要なので、ありがたい。
行ってみたら、あした農場ではなく、農場の上のほうの道路脇の雑木林のなかのクヌギの幹に、蜂球ができていた。
かなり大きい。
いったいどこから来た群なのか。
ひょっとしたらみつばち部の旧群の逃去群かもしれないが、どこかよそから分封してやってきたものかもしれない。
とにかく、取りこむことにした。
すでに渡辺さんがハシゴを立てかけてくれていたので、そこにのぼって、網と段ボール箱を使って捕獲開始。
大きな群だったので、3回に分けて捕獲し、用意してあった巣箱に移した。
見ているとどうやら落ち着きそうだ。
取りこぼした働き蜂も巣箱にはいっていくようすがある。
このまま落ち着いてくれるといいのだが。
そのあとで確認すると、農場の旧群の巣箱のなかはほとんど蜂がいなくなっていた。
この逃去群なのかもしれない。
が、そうだったとしても、調子が悪くなっていたところだったので、やりなおしができてよかったかも。
今日は午前7時から30度を超える気温で、暑いなかでの作業だった。
おつかれさまでした。
私も朝からふた仕事くらいした気分になった。
【追記】
渡辺さんからいましがた連絡があり、捕獲した群は結局、全部逃去してしまったとのこと。
残念!
むずかしいなあ。