2018年6月6日水曜日

世田谷野毛の楽ちん堂共感カフェ

野毛の〈楽ちん堂カフェ〉での共感的コミュニケーションの勉強会を小浜華子さんがセッティングしてくれたので、案内人として出かけてきた。

こちらには初めてお邪魔する。
多摩川がすぐ近くの、とてもオープンな雰囲気のカフェで、飲み物の大部分はセルフサービスで作ったり取ったりして、お代も自主申告、あるいは代金箱に自分で入れる方式。
また、ツケ伝票というノートが置いてあって、お金の持ち合わせがない人はそこに記入しておいて、次回来たときに清算する。

名物はレモンカレーで、シロップを作るために浸けこんだレモンの果肉を、カレーに混ぜこんである。
チャツネを加える方式があるが、あれに似ているかもしれない。
レモンの香りが新鮮な感じだ。
常連さんは「大盛り」をためらうことなく注文していた。

参加者は私もいれて8人。
小浜さんの自主保育仲間が中心ということもあって、自由できさくな雰囲気の女性ばかりだ。
私の知り合いでは、以前現代朗読のゼミ生でしばらく海外に移住していたFさんが、ひさしぶりに顔を見せてくれたり、今年になって私や野々宮とのぞみさんの勉強会に顔を出すようになったOさんが参加してくれた。

とくにカリキュラムはない共感カフェだが、初めて共感的コミュニケーション(NVC)を体験するという方が多かったので、その基本的な考え方や意図、これが人間関係にどのように役にたつかといった簡単なレクチャーからスタートした。
そのあと、自由な問題提起や質疑応答。

やはり子どもとの関係についての質問が多く、なかには自分がそうとは知らずに暴力的な言動で子どもをコントロールしようとしていたことにあらためて気づいて、軽くショックを受ける人もいたようだ。
しかし、それはよろこばしいことなのだ。
まずは自分がなにをやっているのか、そしてそれはどういうことを大切にしているのか(どんなニーズがあるのか)に気づくところから、関係性の質を変えるきっかけが生まれる。

あと、パートナーなど家族との関係、自分自身のことについて、さまざまな質問や意見交換がおこなわれたのだが、自分たちの生き方について正直で本質的な話を、怖れなく安心して話せる場になっているということが、私には大きな喜びだった。
世話人の小浜さんのおかげによるところが大きい。

この会は来月も開くことが決まっている。
日時はあらためて告知されるが、今回集まってくれた人のみならず、共感的コミュニケーションに興味を持っている人、共感的なつながりを必要としている人にも参加してもらえればと思っている。


共感的なコミュニケーション(NVC)は親密な関係ほどやっかいな面があります。親子、親友、兄弟、そして恋人や夫婦。岐阜各務原では初開催となる勉強会、豊富な経験を生かした水城雄がご案内します。