2018年6月6日水曜日

映画:キングコング: 髑髏島の巨神

2017年公開の合衆国映画。
監督はジョーダン・ヴォート=ロバーツという人。知らない。

キングコングの映画はたくさん作られていて、最初に映画に登場したのは1933年。
日本のゴジラと対決する映画もある。
こちらは1962年。
この「髑髏島の巨神」は最新のキングコング映画ということになる。

サミュエル・L・ジャクソンがごりごりに頭のかたい、しかしやり手の軍人を演じていて、コングと軍人チームが対決する。
対決の構造はほかにも用意されていて、地中に住むやはり巨大生物のスカル・クローラー。

こういったドンパチシーンや、怪獣同士のバトルシーンは、相変わらずのハリウッド映画なのだが、映像自体はすばらしい。
とくに嵐に守られた島の風景、島民たちの姿、彼らが神殿としている朽ちた軍艦など、美術がいい。
こういった映像美術は「ジュラシック・パーク」や「アバター」「ロード・オブ・ザ・リング」などのCG映像の流れを汲んでいるものだ。

CGというとロボットや宇宙船やキャラクターのアクションを思いうかべることが多いが、世界設定というかその映画の世界観を作りあげる仕事において、いまや絶大な力を持っている。
ストーリーはともかくとして、映像を楽しめる娯楽映画としておすすめしておこう。


6月17日:身体文章塾
テキストで自分自身を伝えるために、自身の身体性とむすびついたことばや文体についてのさまざまな試みをおこなっています。6月の開催は17(日)11時からと24(日)19時から約1時間半程度です。