2018年6月27日水曜日

釧路、弟子屈、札幌ツアー(2)

6月20日、午前3時起床。
3時20分、摩周湖に向けて出発。

この時期の弟子屈は日の出が3時40分くらいだ。
東京は4時25分くらいだから、だいぶ早い。
ただし日の入は同じくらい。
緯度が高いせいで、日が40分以上長い。
そして、この翌日が夏至。

摩周湖まで行かなくても、出発したときからすでに霧というか、霧雨が降っていて、視界は悪かった。
昨日の釧路湿原は奇跡のように晴れたのだが、この日はそうはいかない。
「霧の摩周湖」という有名な歌謡曲があるけれど、あれとおなじ感じになっている。
到着しても、「摩周湖」という看板はあるけれど、湖はまったく確認すらできない。
それはそれでおもしろかった。

宿泊先に取ってかえして、二度寝。
つぎに起きたのは午前7時ごろ。

のぞみさんが用意してくれた朝食をいただき、ドイツ在住の音読トレーナーの遠藤なおみさんがわざわざ送ってくれたダニリムーバーの使い方を予習した(結果的にダニはいなかった)。
道の駅「摩周温泉」に行き、偶然出あったトシちゃんの友人のアイヌのおじさんと奥さんが作っている作品を見せてもらう。

弟子屈の歌舞伎町を通過したり、つぶれた銭湯を見たりしたあと、昼食のために摩周観光文化センターへ。
ここのレストランの蕎麦がおいしいのだという。
そういえば、このあたりは良質の蕎麦の産地として有名だ。
そしてここには、弟子屈が輩出した文学者・更科源蔵の資料館もあった。

ここで北見の共感仲間・きょんきょんが合流する。
オンラインでは何度も会っているが、リアルにお会いするのはこれが初めて。
にぎやかになった。

午後は老人ホームに行き、音読トレーナー・なおみ〜ぬが音読ケアワークをおこなうのを見学する。
彼女はこちらで毎月のようにこちらの特別養護老人ホームの入所者たちを相手にワークをやっているのだが、この日はその方たちではなく、会場はおなじだが別のホームの方たちを相手に初めておこなうワークだった。

参加者がぞくぞくとやってきて、最終的に50人くらいになったのには驚いた。
しかしなおみ〜ぬは動じることなく、臨機応変に、いつもの軽妙で親しげなキャラクターのまま、音読ワークを進めていて、みなさんと意気投合していた。
音読療法がみなさんのお役に立っているのを目撃するのは、うれしく幸せなことだった。
なおみ〜ぬにも感謝&お疲れさん!

夜は藤原夫妻のリクエストで、近所の子どもたちに呼びかけて臨時の現代朗読子どもゼミをやることになった。
部屋を片付けて、子どもたち(保護者も数名参加)と朗読というより音読遊びをやらせてもらう。
身体を動かしながらはつらつと声を出してもらって、大盛り上がりだった。
私が一番楽しかった。

終わってからはきょんきょんも交えて宴会。
観光も楽しいけれど、なにより仲間とすごす時間が一番楽しく、大切だと感じた一日だった。
(つづく)