2017年2月25日土曜日

映画:ワイルド・カード

2015年公開。
主演はジェイソン・ステイサム、監督はサイモン・ウェスト。
ジェイソン・ステイサムはいわずと知れたイギリスのアクション俳優であり、サイモン・ウェストもイギリスBBC出身のアクション映画監督だけれど、この映画の製作はアメリカ合衆国。
アメリカの作家ウイリアム・ゴールドマン原作で1986年に映画化されたアメリカ映画「ビッグ・ヒート」のリメイクなのだ。
私は「ビッグ・ヒート」のほうは未見。

なんやかんやいって、バカ映画にたくさん出演しているジェイソン・ステイサムという俳優がけっこう好きかも。
なんだろう、自分を重ねあわせてしまうようなところがあるのかな。
もちろんこんなマッチョじゃないけれど。

この映画では、元特殊部隊のエリート兵士だった男が、落ちぶれてラスベガスで用心棒まがいのことをやったり、だれかの得になるような小芝居を打って、なんとか生きのびている、という設定になっています。
そこへベガスで遊ぶの初めて、というおぼっちゃまみたいな男から付き添いの依頼がやってくる。
この男、詳細は明かされていないけれど、IT関連で超億万長者になっている人間らしい。
これがひとつのストーリー。

そこにからむのが、元恋人がレイプされ、病院の前に捨てられ、かろうじて命を取りとめるも、自分をレイプした男に復讐してくれと主人公に依頼してくる。
犯人はちんけなヤクザと思いきや、巨大な地下組織とつながっている男で、へたに手を出すとこちらまでやばい、ということがわかる。
それでもあえて……という展開。

最後はちょっと胸のすくようなハッピーエンドが用意されているのだが、まあご都合主義満載のバカ映画にはちがいありません。
ジェイソン・ステイサムは武器なんか持っていなくても狙った相手はかならず倒す、という必殺のすご腕という設定で、それもまあ漫画なんだけど、楽しめないことはないですね。
カジノのシーンなんかも見せ場になっているんですが、賭け事にまったく興味のない私としては、そこはちょっと退屈でした。

自分とつながるテキストライティングWS(3.11)
いまの時代こそ表現の根本である「ことば」が重要であり、私たちは自分自身を語ることばを獲得する必要があります。それを模索するワークショップを3月11日(土)に国立で6時間にわたって、じっくりとおこないます。