2007年公開のアメリカ映画。
監督のアントワーク・フークワはこの手の映画のスペシャリストらしく、私が観たほかのものでは、デンゼル・ワシントン主演の「イコライザー」がある。
こちらの主演はマーク・ウォールバーグ。
主演級の役者というより、しぶい脇役的なイメージが強くて、「トランスフォーマー」とか「ディパーテッド」「ミニミニ大作戦」「パーフェクト・ストーム」とかに出てたな。
いま確認したら、「ディパーテッド」ではけっこういろんな賞をとったり、ノミネートされたりしている。
もう引退し、山奥で愛犬とともに静かな生活を送っている凄腕の狙撃手が、その腕を見込まれて大統領狙撃計画の阻止に駆りだされるのだが、陰謀に巻きこまれ、自分が追われる身になってしまう、というサスペンスストーリー。
ありがちなストーリーだが、つぎつぎと大きな窮地におちいっていく主人公が、どうやって窮地を脱していくのかという興味に最後まで牽引される。
元同僚の妻役のケイト・マーラがいいんだな。
重要な役どころ。
「トランセンデンス」にも出ていたし、まだ観ていないけれど、要チェックの「オデッセイ」という映画にも出ているみたいだ。
国家の陰謀対個人という構図。
アメリカ映画界は、よほど自国を敵とし、スペシャリストな個人をそれに対峙させて勝利させる、という図式が好きらしい。
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