2016年1月26日火曜日

映画:インサイド・マン

お正月に見た映画シリーズ。
2006年のアメリカ映画。
主演はデンゼル・ワシントンで、ちょっと間抜けな刑事役を演じている。
間抜けといっても、本来はやりてで、余裕こいてる感じでいつも仕事していて、仲間からも一目置かれているが、この映画では完全に間抜けな役回り。
といっても、最後の最後で詰め寄るんだけど。

銀行強盗の話。
かなり大掛かりな感じで5人組が銀行に押し入り、50人の行員と客を人質に取る。
なんとなく「ダイハード」を連想させる冒頭部分。
で、大金を奪って、さてどうやって脱出するんだろうと思っていると、なぜかぐずぐずと居ついて、しまいにはいらぬ要求を出してきたりする。
その交渉にあたる刑事役がデンゼル・ワシントン。

その銀行の頭取と密着してコトにあたるいかにも有能っぽい弁護士役が、ジョディ・フォスター。
これがまたヤな感じの役をうまく演じてる。
ジョディ・フォスター、最近なんだかこんな役回りばかりじゃない?

結局、警官隊が強行突入するんだけど、人質全員がおなじ服に着替えさせられていて、犯人と人質の区別がつかない。
全員逮捕するも、犯人が特定できない。
そして、銀行からは現金はおろか、なにも盗まれていない、という奇妙な事件。
いったいなんだったんだ、というところに、頭取の秘密の過去があきらかになってくる、という展開。

真の犯人はだれだったのか、強盗のねらいはなんだったのか。
なかなかよくできているストーリーで、まったく無理がないとはいえないけれど、楽しめた。