私は通常、中野の新井区民活動センターなどで開催される講習会に行くことが多いが、月に一回、自分の本拠地である羽根木の家で開催されるこの講習会はありがたい。
昨日は午前中に体験参加可のクラス、午後は会員クラスが開催された。
午前中は初めて韓氏意拳に触れる人もいたので、初級教程の形体訓練、平歩站椿とじっくりと進められて、私もいろいろなことを再確認したり、再発見したりして、深い練習ができた。
昼休みには内田先生からいろんな話をうかがったり、マンツーマンで東南アジア武術のデモンストレーションを見せてもらったりと、興味深いことがてんこ盛りだった。
午後のクラスはいつものように女性が多く、なんとなく柔らかい雰囲気で、しかし会員クラスなので内容はかなり深いものとなった。
平歩站椿から摩擦歩、技撃椿、重心転換へと進みながら、身体への注目・集注の深さを要求された濃い練習となった。
マインドフルに自分自身の身体と向きあう濃厚な時間だったが、この講習の時間だけでなく、これ以降の日常のなかでも自主的に稽古したり自分の身体に注目したりといったことの手がかりをつかむ重要な練習になったと思う。
深い集注のために終わったときにはくたくたになるのだが、それはけっして不快な感じではない。
自分の能力を使いきることに近づくような、充実した感触が残る。
来月の羽根木の家での韓氏意拳講習会は、3月22日(日)の予定です。