2011年9月17日土曜日

311以降の意識の変化が現代朗読の人気となっている?

現代朗読協会ではゼミや講座の見学をいつでも歓迎していますが、それとは別に「体験講座」というものも毎月一回開催しています。
明後日の9月19日(敬老の日)にもあるんですが、その準備をしていて発見したことがあります。
この講座に参加した方のかなりの割合で、そのまま別のワークショップに参加したり、ゼミ生になるケースがこのところ急に増えてきたのです。
その傾向は今年になってからのような気がします。
なにが原因なのか、はっきりしたことはわかりませんが、311以降、時代の空気がはっきりと変わったことと無関係ではないような気がします。
あれだけの災害がいつまたやってくるかわからない、そして原発事故はまだ収束せずに現在進行形である、私たちはこれからも汚染された国土と、いつ来るかわからない自然災害と向かい合いながら生きていくことになる、ということがはっきりしたいま、多くの人が「生きる」という自分自身の問題ときちんと向かい合おうとしはじめているようです。
そういった人たちが、なにか形式的なものや企まれ作りあげられたものではない、自分自身をありのままに表現する「現代朗読」に魅力を感じておられるのかもしれません。
だとしたらうれしいことです。

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