このところ MacBook Air ネタばかりだったが、私のメインマシンは MacBook Pro 15” のほうである(といいながら、これはAirで書いているのだが)。
Proは内蔵HDDが500MBと容量が大きく、音声や画像を扱うことが多い私の作業にはなにかとこちらのほうが都合がいい。
とくに不都合なく使っていたのだが、唯一不都合なのがWindowsに切り替えて使うときだった。私は WMware fusion 3 を使っているのだが、MacのOS-X上で動くバーチャルマシンソフトであるfusionは、さすがに重い。内蔵メモリが4GBあるので、fusionに2GB割り当てるのだが、WindowsとMacを行き来しているとすぐにハングしてしまう。
Windowsではとくに重厚な音楽編集ソフトである SONAR 8.5 を走らせるので、重い作業にはとても耐えられない。
普段は音楽編集もMacで不都合なくやっているのだが、どうしてもSONARにしかない機能があるので(とくにヴォーカル関係)、Windowsを完全に捨てられないのだ。
先日の名古屋公演で音響をやってくれた加藤明さんが、やはり MacBook Pro を使っていて、しかしデジタルミキサーのコントロールはWindowsからおこなっていた。
加藤さんはParallelを使っておられた。
「大丈夫なんですか?」
と聞いたら、メモリを8GB食わせているという答えだった。
私は MacBook にはメモリが4GBしか乗らないとばかり思いこんでいたので、ちょっとびっくりした。
さっそく東京に戻ってから調べてみたら、4GBメモリがびっくりするほど安くなっている。2枚セットでも安い。
ちょっと冒険だったが、もし不具合があれば元の2GB二枚差しに戻せばいいや、と思って、名前も知らないメーカーの8,000円くらいの二枚セットを買ってみた。
ノートパソコン用増設メモリが8GBで8,000円ですよ、あなた。
届いたので、精密ドライバー(プラス)1本で MacBook Pro 15” を裏蓋からバラし、メモリを入れ替えた。
実に簡単。工作が苦手な人でもできるだろう。
スイッチを入れると、無事にメモリを認識して立ちあがった。
まだfusionをきちんとインストールしなおしていないのでわからないが、全体の動作はきびきびした感じがする。とくに立ちあがりと終了処理が格段に速くなった。
快適、快適。
これで年末年始はひさしぶりに音楽製作に取りかかろう。
ふと、気づいてみると、毎年、年末年始は音楽製作をやっているような気がする。