現代朗読の特徴はいくつかあるけれど、群読によるコンテンポラリー表現もそのひとつだ。
斬新な表現だけでなく、群読の練習をすることでさまざまなことに気づき、あらたな学びを得ることができる。
なにより、みんなでひとつのテキストを読み、身体を動かし、自分自身やそこで起こるコミュニケーションを観察したりするのは、楽しい。
昨日も現代朗読の群読エチュードの基本中の基本といえる「お経朗読」からスタートして、「リレー朗読」のさまざまなバリエーションにチャレンジした。
しだいに自由になっていき、感覚が開き、また同時に集中力が増し、マインドフルネスやフローの状態にはいり、最後は私のピアノ即興演奏とのコミュニケーションも楽しみながら、このままステージにあげてもいいよね、という新鮮な朗読表現へと進んでいった。
楽しかったな。
朗読などやったことがない、興味がない、というような人にも、一度参加してもらいたいものだ。
朗読という表現の可能性や、それがもたらす自分自身への気付きの効果など、おもしろい体験ができると思っている。
◎12月7日:臨時朗読ゼミ(水城ゼミ)
ゼミ生が個人レッスンを受けるタイミングで臨時の現代朗読ゼミを開催します。身体表現あるいは音楽としての朗読を楽しみましょう。12月7(土)18時から約2時間。