2011年から現代朗読ゼミ生および身体文章塾生限定でおこなってきた身体文章塾を、このたび2019年からすべての方にオープンなテキスト表現の場として開放することになりました。
文章(テキスト/ことば)で自分を表現したい、伝えたい、という気持ちがある方ならどなたも参加できます。
すべての人を表現者に、だれもが作家になれる、が主宰・水城のモットーですが、そのためには完全に安心して安全に表現を試せる「場」が必要です。
「場」は物理的な空間と時間のほかに「受け取りあう人」で構成されます。
現代の社会構造/システムのなかで著しく損なわれてきた「ただありのままに他者を受けいれ、また自分自身も受け取ってもらうこと」を表現の場に取りもどそうとう試みでもあります。
それはNVC(=Nonviolent Communication/非暴力コミュニケーション)をベースにした「共感的コミュニケーション」の考えかたにもとづいています(水城の著書を参考にしてみてください)。
身体文章塾では個人的な思いこみによる批評・批判はご遠慮いただきます。
そのかわり、他者の表現を受け取ったときに自分のなかで起こること、感情やムーブメントに注目します。
外部的・社会的基準にもとづいた批判ではなく、自分のオリジナルな生命現象から生まれてくるできごとを伝えあうことが、お互いのインスピレーションを増幅します。
批判ではなく、表現の交換が、表現者を鍛え、成長させることは、長年のこのような活動を通じて明確にわかってきたことで、それをみなさんとシェアしたいと思っています。
Zoomというネットミーティングシステムを使ってオンラインでご参加いただきます。
パソコン以外にもほとんどすべてのスマホやタブレット端末にも対応しています。
また、期日までに作品をフェイスブックの「身体文章塾グループ」にアップロードしていただきますので、フェイスブックのアカウントが必要になります。
毎回「お題」が出され、それにそって書いた短文をあつかいますが、それとは別に独自に書いたものがあればそれもご提出いただいてかまいません。
あつかうテキストは小説、エッセイ、詩、ブログ記事、その他テキストならなんでもありですが、とくにオリジナリティを重視していて、いかに自分らしいテキスト表現を獲得するかを目的のひとつに据えています。
そのために身体性とむすびついたことば、文章をさがすこと、生身の感触がある文体をどうやって見つけるか、さまざまな試みをつづけています。
オリジナリティあふれるクオリティの高い作品は、機関誌『HiYoMeKi』に収録され、電子ブックとして広く無料配布されます。
自分は書かないけれど、人の作品を読みたい、『HiYoMeKi』の編集に協力したい、というような方も歓迎です。
参加人数に制限があるので、参加を希望する方はあらかじめ所定のフォームから参加予約をお願いします。
案内役は小説家でピアニストの水城ゆうです。
アマゾン検索でたくさんの著書が出てきますので、参考にしてみてください。
開催スケジュールの確認と申し込みはこちらから。