酷暑のなか、三連休の前半に、前週につづいての鈴鹿行きだった。
まずは土曜日の午後1時半から、鈴鹿のぐみの木保育園で親子共感音読教室。
うっかり三連休の初日だということを忘れていて、充分に間に合う時間だと余裕をもって国立を出たはずが、国立府中インターから中央道に乗ったとたんに渋滞していて、しまった! と後悔。
幸い、渋滞は八王子の向こうまでで、あとはだいたい流れていた(交通量は多かったけれど)。
なんとか5分遅れで到着したら、世話人の矢田恵理子さんとその知り合いの方たち、子どもたちが集まってくれていて、さっそくスタート。
宮沢賢治の詩を使った音読遊びで身体と声のつながりを楽しんだあと、同行の野々宮卯妙が朗読して、カードを使った感情探しゲーム。
人はさまざまな感情をそれぞれに持つものだし、自分が想像もできない意外な感情やニーズを持っている人もいる、ということを実感するためのゲーム。
それにしても、野々宮の朗読のときは、いつもみんな真剣に聞き入ってくれる。
後半は大人たちに集まってもらって、共感的コミュニケーションの勉強会。
といっても堅苦しいものではなく、みなさんの日常のなかで起こっていることや、親子関係の気がかりなどをお互いに聞き合ったり、共感トランプを使って練習したり。
楽しい時間が終わったあとは、恵理子さんたち何人かと喫茶店に移動して、休憩とおしゃべり。
先週に引き続き、みなさんにはお世話になりました、そしてお付き合いいただきありがとう。
夜はアズワンの研修センターに行き、公子さんが用意してくれた夕食と飲み会。
なんとそこに、ウェル洋光台の戸谷さんがいらしていて、一度お会いしたいと思っていた方だったのでびっくり。
戸谷さんは翌午前中のガイアエデュケーションの特別講座の講師としていらしたとのこと。
戸谷さんも私に会ったら聞いてみたいことがいくつかあったとかで、共感的コミュニケーション(NVC)について質問攻めにあってびっくりするやらうれしいやらだった。
翌日曜日はウェル洋光台の戸谷さんがガイアエデュケーションのコース参加者を対象に、シェアハウスの運営について講義するというので、私も聴講させていただく。
これがかなりおもしろく、刺激に満ちた内容で、わくわくした。
後日、国立にもどってから、戸谷さんがわざわざこのときの資料と書籍を送ってくれたので、これからじっくり読んでみようと思っている。
またまだ訪問したことがないウェル洋光台にも、近いうちに行ってみたい。
戸谷さんの講座が質疑応答にはいったタイミングで、抜け出して、鈴鹿カルチャーステーションに行く。
アズワン研究所のメンバーの方々からインタビューを受ける。
インタビューというより、よく知った方ばかりなので、対談というか、むしろ懇談会のような気楽な感じで、楽しい語らいだった。
これはどこかに発表されるのかな?
お昼はGEN-Japan(エコビレッジネット日本)の片山弘子さん、ガイアエデュケーションの企画スタッフをされている学芸大学の小森先生、野々宮卯妙といっしょに、茶室でいただく。
ついでに打ち合わせも少しだけ。
そのあと13時半からエントランスホールのほうで一般公開講座がスタートする。
コミュニケーションをテーマに、共感や非暴力についての話をさせていただいた。
ここにはグランドピアノがあるので、途中ちょっと演奏したり、質疑応答の前に野々宮卯妙と朗読と即興演奏によるパフォーマンスを、私のテキスト「待つ」の縮小版を使っておこなったりもした。
前日お世話になった矢田恵理子さんや参加してくれた方たちも来てくれたり、ウェル洋光台の戸谷さんも聴きに来ていただいた。
みなさんとの質疑応答のあとは、コース参加者のみなさんと別室で対話会。
質問を受けたり、気づきを聞かせてもらったり。
ほぼ全員の声が聞けて、うれしく、楽しいひとときだった。
夕食に中井さん宅にお邪魔する。
去年もそうだった。
坂井さんと、ブラジルから帰国したばかりの小野さんも参加して、気のおけないリラックスした雰囲気のなかでおいしい料理をいただいた。
帰りの運転はきっと眠くなるだろうと予想していたのだが、ふと Apple Music でスティービー・ワンダーの古い音源を年代順に聴きはじめて、それがおもしろく、夢中になっているうちに国立に着いてしまった。
ものすごくリアルでクリアな夢を見続けていたような二日間だった。