2018年1月16日火曜日

共感文章講座がますますおもしろくなってきた

昨日は共感文章講座を国立春野亭と、zoomというミーティングシステムを使ってオンラインで開催した。
参加者は3名と少人数だったが、たいへん楽しく、創造的に、いきいきとやらせてもらって、私もありがたかった。

NVCをベースにした共感的コミュニケーションの考え方にもとづいて文章を書く講座というのは、全世界的にNVCが学ばれているいまでも、おそらく私のところだけではないかと思う。
たしかにユニークな内容であり、しかしちゃんとNVCにもとづいた正当的な手法であることに、私は自信を持っているし、参加者にもおもしろがってもらえている。

いったいどんなことをどんな風にやっているの? と思われるかたも多いだろう。
実際に参加してもらえればわかるのだが、ちょっとだけ説明を試みてみたい。

共感的コミュニケーションでは「自分につながる」ことを大切にしていて、そのときに自分の感情とニーズに注目する。
自分の感情を味わい、その奥にあるニーズを理解することを「自己共感」という。

文章を書くときもニーズがあり、当然のことながらだれかが書いた文章もニーズにもとづいている。
書いたり読んだりするときも、自分がなにを大事にしているか、あるいは書き手はなにを大事にしてそれを書いたのかに注意を向けたとき、ある独特の風景や感触が見えてくる。

自分のニーズにつながって書かれた文章と、そうでない文章とでは、なにかが大きく異なっている。
とはいえ、感情やニーズをストレートに吐露しても、読み手には受け取りにくい文章となってしまう。
では、どうすればこちらの感情やニーズ、あるいは意図を、読み手に伝えることができるのか。

そのことを検証しながら実際に書いてみる、というワークを、私が考案したプロセスを踏まえておこなってみるのが、この共感文章講座だ。
案内役の私も大変おもしろく、毎回たくさんのインスピレーションをもらってわくわくしている。
そしてこの講座は、テキストでコミュニケートすることが劇的に増加している現代社会に生きる者にとって、大変有用であり、多くの方に参加してもらいたいと思っている。
オンラインでも気軽に参加できるので、気になった方はぜひともご参加ください。

2月25日:共感文章講座(自己共感を用いた文章表現)
2月25日(日)午前11時から約6時間、共感文章講座を開催します。水城ゆう( mizuki-u.com )が長年つちかってきた文章術、指導法に加えて、共感的コミュニケーションにもとづいた共感のプロセスも取りいれたユニークな方法を練習します。オンライン参加も可。