2016年11月7日月曜日

音読療法(ボイスセラピー)の可能性

今週はボイスセラピー講座を国立の家〈春野亭〉で開催しました。
定員いっぱいの方が参加してくれて、とてもにぎやかでなごやかな学びの場が持たれました。
ほんとうに楽しくうれしい時間でした。
そしてさらに土日の音読トレーナー養成講座へとつづいています。

音読療法の体系がほぼまとまったのが、2011年の震災の年の終わりです。
以来、多くの活動をおこなってきました。
実績というか、実際の活動内容について一度きちんとまとめておかなければと思ってはいるんですが、あまりに多岐にわたっていてその作業量が半端じゃないことが予想されるので、なかなか着手できていません。

それほどの活動実績があるにもかかわらず、音読療法師や音読トレーナーの仲間がなかなか増えていかないのも、悩みのひとつです。
すぐにそれで生活できるほどの収入を確保できない、というのも要因のひとつかもしれませんし、ほかにも理由があるとは思うんですが。

しかし、今回は興味を持ってくれた人がたくさんいて、うれしかったです。
これが一時的な現象なのか、ようやく音読療法が知られるようになってきたのか、どちらなのかはわかりませんが。
参加者の最高年齢が87歳というのもうれしい驚きでした。
私の母より上ですからね。

午前中は音読療法の概略と体系の説明、そして音読療法の三本の柱のふたつである「呼吸法」と「音読エチュード」を実際にやってみました。

お昼はみんなでぶらぶら歩いて国立の富士見通りにある素食の店に行き、ベジの台湾料理でランチ。
そのまま春野さんのお母さんの家まで行って、午後の部はそちらで開催させていただきました。

唱歌「紅葉」の歌詞を使った音読エチュードのあと、私がピアノを弾いてみんなで歌いました。
最後はひとりの話を円座になって共感的に聞く時間。

今回おこなった呼吸法と音読は、いますぐ、今日からはじめられる心身の調整法、健康法として有効です。
共感的コミュニケーションは引きつづき練習していってもらいたいんですが、幸い、最近は私のものを含め多くの勉強会があちこちで開かれていますから、機会を見つけては参加してもらいたいと思います。
これらを身につけることで、心身の健康をたもったり向上させることができるほか、自分のニーズにつながって怖れなく毎日をいきいきとすごすことができるはずで、とても可能性のある有効なスキルなのです。

次回のボイスセラピー講座は12月3日(土)に、やはり国立で開催されます。

ボイスセラピー講座@国立(12.3)
呼吸や声を使って自分自身や身近の人を癒し活力を養うボイスセラピーの概要を、半日で学び身につけるための講座です。この講座の受講修了が音読トレーナーの資格取得講座の受講要件となります。