2016年11月21日月曜日

大阪・吹田の〈モモの家〉でのライブ

2016年11月19日。
午前5時半、起床。
昨夜届いたばかりの MacBook Pro 15インチを含む旅行の荷物をリュックサックに詰めこんで、出かける準備。
今回の一週間弱の旅行は、大阪、京都、名古屋とまわるもので、いつもならコロコロ転がしていくキャリーバッグを持っていくところですが、なるべく身軽にしたかったので、いつも持ち歩いているリュックサックに全部まとめてみようというチャレンジをしてみました。
しかも、15インチのMacBookもいれて。

パンパンにふくらんだリュックサックに、寒さ対策で防寒着とマフラーを着こんだ状態で、さらにカメラを首からぶらさげ、杖を持ち、そしてけっこうな雨降りだったので折りたたみ傘を開いて、国立駅まで歩きました。
その時点でかなりきつい感じだったんですが、JR中央線は土曜日の朝にもかかわらず混んでいて、満員電車状態。
なんでこんなに混んでるんだ。

東京駅から新幹線に乗ったんですが、新幹線もまた満席状態。
観光シーズンということなのでしょうか。

京都まで行き、京都で野々宮卯妙と合流して、吹田へ。
きらさんに車で迎えに来てもらって、〈モモの家〉へ。

〈モモの家〉は羽根木の家を思いださせる古民家で、しかし20年来活動を継続してきているということです。
アップライトのピアノがあって、古いカワイのピアノですが、鳴らしてみたらすばらしく響くピアノです。

京都在住の琵琶奏者・片山旭星さんも到着して、かるく打ち合わせ。
でも、リハーサルはなし。

時間になって、NVC仲間のみずきさんや、みずほさん(私を含めて「みず」つながりだ)、なっちゃん、旭星さんの飲み仲間の方も来てくれました。
遅れて来る人が何人かいるということで、最初にすこしお話をさせていただいてから、私のソロピアノからスタート。
なにを弾こうかとかんがえていたんですが、モモの家の空間を感じて、完全即興でやってみることにしました。

すばらしく鳴るピアノで気持ちよく15分くらい演奏。
あとで終わってから、風景が見えた、という感想をもらって、うれしく思いました。

つづいて、旭星さんのソロ。
京都・法然院の彼岸会のために準備したもののひとつ、宮沢賢治の「原体剣舞連」をオリジナルの演奏とともに語っていただけました。
この詩は現代朗読協会のキッド・アイラック・ホールでの公演でも使ったことがあって、私も完全にオーディエンスになっておもしろく聴かせていただきました。

元げろきょゼミ生でいまは大阪在住の朗読仲間の玻瑠さんが遅れて駆けつけてくれました。
モモの家のすぐ近所に住んでいるので余裕こいていたら、なんと時間を一時間勘違いしていたということで、大笑い。

すこしの休憩をはさんで、後半は野々宮卯妙の朗読と旭星さんの琵琶と私のピアノによるセッション。
野々宮は私の「編む人」というテキストを選びました。
深く静かに豊かな空間が編みあがりました。

終演後はきらさんが用意してくれていた食事とお酒が出て、懇親会。
これがまあ楽しい時間となったのです。
ひさしぶりに玻瑠さんと近況や朗読の話がゆっくりできてよかったな。
席を準備してくれたきらさんに心から感謝です。
またモモの家に来てなにかやれる機会があるといいなあ、と思いながら、楽しい会はお開きとなりました。