2016年11月4日金曜日

映画:ボーン・アイデンティティ

2002年公開のアメリカ映画。

また素敵なバカ映画のシリーズを発見してしまいました。
タイトルはよく目にしていて気にはなっていたんですが、なぜか観るチャンスをのがしていたボーンもののシリーズ。
まずはその最初の作品です。

主役のジェイソン・ボーンを演じるはマット・デイモン。
マット・デイモンといえば、「オーシャンズ11」のシリーズでちょっとお馬鹿な役を演じて人気でしたし、SF大作「インターステラー」でもキラリと光る配役で印象に残っている売れっ子ハリウッド俳優ですが、なんといっても2015年公開の「オデッセイ」ではしびれましたね。
いい俳優だなあ、おバカなところも含めて。

「ボーン・アイデンティティ」も一見、非常にシリアスなサイペンス・アクション映画なんですが、手に汗握るというより、どことなく安心して観ていられる気がするのは、主演がマット・デイモンだからかもしれません。

原作はロバート・ラドラムの『暗殺者』というベストセラー小説です。
海のど真ん中で通りかかった漁船に偶然救助された男は、記憶喪失で、自分の名前も思い出せないんですが、お尻に埋めこまれた装置にはスイスの銀行の口座番号が仕込まれています。
それをたどって自分のルーツ=アイデンティティ探しに出るわけですが、たちまち追っ手があらわれ、殺されそうになります。
たまたま車を持っていた女性に大金を見せてパリまで連れて行ってくれるようにたのみ……

という、アクションあり、謎あり、陰謀あり、恋ありの、007よりはミッション・インポシブル寄りだけど、主人公に主体性はなく(すくなくとも初回作品は)追いつめられ型サスペンス映画となっています。
彼が追われているのは合衆国という国家組織。
冒頭シーンを含め相当「ご都合主義」的な展開も多いんだけど、まあ楽しめます。
とくにこのシリーズ、今年2016年に「ジェイソン・ボーン」もリリースされて全5作品あるということもまた、楽しめる要因になっていますね(私もヒマだよね)。

ついでにいえば、勢いですでに第二作の「ボーン・スプレマシー」まで観終えてます。
第二作は復讐劇です。
こちらは主人公は(やむをえず)主体的に行動しています。

ところで、音楽はベテラン映画音楽作曲家のジョン・パウエルなんですが、いくらなんでも手抜きじゃねえの、これ?

水城ゆうの音楽レッスン
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