しばらくぐずぐずしているが、遅くても11時には眠りにつく。
薬がきれて2時か3時に痛みで目がさめる。
薬を飲んでもう1度眠りにつく。
しばらくぐずぐずするが、たいていはなんとか眠れる。
案外熟睡はできているのかもしれないと思う。
が、朝方5時すぎか6時ごろには、ふたたび痛みで目がさめて、薬を飲んだら、もう眠れない。
起きてしまうしかないが、薬が効いてくるまで痛みですぐには動けない。
ベッドに腰かけたまましばらくじっとしているか、がんばって着替えて椅子にすわってしばらんぼんやりしているか、着替えたにもかかわらずまたベッドに横になってすこしうとうとするか。
1時間くらいすると薬が効いてきて、なんとか動けるようになる。
といっても、痛みが完全に消えることはなくて、腹部には疼痛が常駐している。
薬がきれたときはこの疼痛は脂汗が出るほどに強いが、薬が効いていればなんとか活動できるくらいにはなる。
歩くのに支障があるので、昨日はステッキを登山用品店で買ってきた。
これがあるとだいぶ楽だ。
5年くらい前までは膝の故障で杖を常用していたので、使い方は慣れている。
杖がないと100メートル歩くのにもつらい。
病院に行くのに、駅前のバス停から乗るのだが、そこまでの300メートルがつらい。
杖を買ってすこし楽になった。
薬を使ってでも、放射線治療を追加してでも、この痛みをなんとか抑えようとするのは、自分自身にたいする暴力かもしれないとは思うけれど、やりたいことがあるのでしかたがない。
痛みにはちょっと脇にどいていてもらって、集中力をもってやりたいこと、書きたいこと、作りたいものがある。
この時間がもうすこし必要だし、痛みももうすこしコントロールできるといいんだけど(なかなか医者の処方がうまくいかない)。
今夜は共感手帳術の仲間たちとのオンラインミーティングだ。
私の状態を心配してくれる人もいるけれど、1時間と限定された枠だし、オンラインなので、なんとかやれるだろう。
そして、今日あつかいたいテーマがある。
「いまここ」にいるために、ヒトが動物とは違う特徴でもある「過去からいまを省みること」と「未来からいまを省みること」ができることによって「いま」の質を高める方法について、NVCの手法を取り入れながら、みなさんと一緒に考えてみたい。
これは私自身にとっても大切なテーマなのだ。
命のパワーをめいっぱい使うために。
(ここ数日、放射線治療の影響と痛みでものを書く集中力がまったくなかったのに、今日はこれをここまで書けたのは、大きなお祝い)