木曜日に多摩総合医療センターに行って、消化器外科と診療放射線科のそれぞれの担当医の診察を受けてきた。
去年10月から常用している痛み止め薬が効かなくなってきているので、薬を変える検討をすることになった。
多摩センターは終末医療の機能がないので、すでに連絡をしてある国立さくら病院に緩和ケアのお願いをすることになり、手続き上紹介状をあらためて書いてもらった。
それとは別に、放射線治療の余地がまだあるというので、こちらも検討する。
前回の放射線治療は食道ガンの本体を叩くもので、これはうまくいった(ように感じている)。
おかげで痛みもなくなり、食事には現時点でなんの支障もない(今後はわからないが)。
こちらはもう放射線をあてることはできないが、未照射の転移部位についてはまだ余地がある。
腹部大動脈脇のリンパ節に転移したガン部位で、腰痛や下腹部痛もこれが原因であろうとのこと。
こちらを照射治療すれば、痛みの緩和が期待できる。
ただし根治は目的ではないので、前回30回おこなった照射を、今回は10回だけおこなう。
これだと身体への負担もすくなくてすむ。
放射線治療は来週からスタートすることになり、事前にCTをとって治療プログラムを作っているところだ。
その足でさくら病院に行き、院長の診察を受け、痛み止め薬の相談をしてあらたな薬を処方してもらった。
これまでのロキソニンやボルタレンより強い鎮痛剤で、しかし医療用麻薬ほどは強くないトラマールという薬だ。
とくに腹部痛に効いてほしいと期待したのだが、さっそく飲んでみるとこれが効かない。
まったく効かないわけではないが、強い痛みは残る。
夜中も痛みで何度も目がさめてしまい、安眠できない。
薬についてはもう1度相談する必要があるようだ。
とにかく終末医療としては、痛みのケアが最優先だ。
痛みのコントロールができないと毎日の生活・活動のクオリティがいちじるしく減退する。
私にとってはここがもっとも大切なところだ。