2019年8月30日金曜日

食道ガン(ステージⅣ)への放射線治療計画(30回)

5月末に食道ガンが見つかって、気がついたら3か月以上、検査はたくさんやったけれど治療はなにもやっていない。
つまり、ずっと放置。
このまま放置でいいんじゃないかとも思うけれど、腫瘍はわずかずつ肥大しているようで、食道の閉塞が進んできている。

抗がん剤での治療をことわったら、消化器外科、食道外科、化学療法科、放射線科、それぞれの専門医師からことごとく、
「まだ若いのにもったいない」
といわれたけれど、放射線治療のみを選んだ。
放射線で7割くらいたたけるだろう、というのが見立てだ。
残りの3割については、まれにそのまま消えることもあるが、通常はそのまま残り、ふたたび肥大化することが多い。
また放射線治療の副作用として、食道以外の場所にあらたにガンが発生することも多く、それは放射線には避けがたいことだ。
強力なX線を浴びつづけるのだから。

その覚悟で、9月2日月曜日から治療がスタートする。
週に5日、基本的に平日毎日のペースで30回の照射を受ける。
土日は休み。
9月は祝日が多く、また病院の機器メンテナンスもはいったり、私の都合もあったりして、つごう7週間かかる。

食道のただれ、もたれ感、痛みなど、局所的な副作用のほかに、倦怠感や食欲不振など全身への影響もあるとのこと。
できるだけ規則正しい生活をして、きちんと食事をとり、できるだけ身体も動かして、活力をたもっておくこと。
まあこれはガン治療でなくても日頃こころがけたい生活ではある。

活力を維持・向上させるために、欠かせないのはストレスマネジメントだろう。
これは私がこれまでさまざまに身につけてきた健康法やメンタルケアが役に立つ。
達人といってもいいだろう。
やりたいこと、好きなことのための時間をきちんと確保することも大切だ。
身体を動かすこと、食事をすること、とくにいまは海に行って波乗りの練習をすることが、もっともやりたいことのひとつになっている。
これらの治療効果は、ひょっとして放射線治療(や抗がん剤治療)より高いかもしれない(私の身体がそういっているような気がする)。

いずれにしても、いまを生きること、いまこの瞬間を大切にすること、自分を楽しむこと、全身全霊を発揮すること、を心がけたい。
5歳児が自然にそのように生きているように、私も生きたい。