かぎ針はだいぶ手慣れた感じに編めるようになってきたけれど、棒針はうまくいってなかった。
ちょっとだけ挑戦してみたことはあって、道具も人からもらったり自分で買いそろえたりしていたが、なぜかうまくいかず、ほったらかしにしてあった。
それがふと、再挑戦してみるつもりになって、やりかけてみたら、今回は案外するすると上達しそうな感じだったので、なにか作ってみることにした。
私が子どもの頃から、母が編み物に打ちこんでいた。
文字通り、打ちこんでいた。
その姿が、私の母像のデフォルトに近い。
かぎ針、棒針はもちろん、最終的には編み機を何台もならべて使いこなしている姿をおぼえている。
よく毛糸玉をほどいて、編み機にかけるための細長い輪にする作業を、縁側で手伝った。
そんな記憶があって、けっこうな年齢なってからふと編み物をやってみようと思いたったときも、とくに抵抗感はなかった。
私のような年配の男が編み物をやっていると驚かれることがあるのだが、私はとくに違和感なく楽しんでいる。
なぜか棒針がうまくいかず、しばらくほうってあったのだが、数日前にやりかけてみたらなんとなくうまくいく。
ひょっとして無意識でイメージトレーニングしていて、それがうまくいったのかもしれない。
YouTube映像を見たりしたことも役に立っているかもしれない。
輪針のセットを買い置きしてあったのを引っ張りだして、輪針を使った編み物に挑戦している。
ゴム編みのウォーマーだが、完成するかどうかはわからない。
いい練習にはなっている。
明日・2月28日は国立春野亭で「共感編み物カフェ」を開催する。
オンラインでも参加できるので、お好きな時間に参加してみてほしい。
出入り自由。
手仕事なら編み物でなくてもよくて、なにかしながら共感的に話を聞いたり、コミュニケーションについて学びあったり、という場である。
◎2月28日:共感編み物カフェ@国立春野亭(オンライン参加可)
編み物をしながら、お茶を飲みながら、ゆるく共感しあう場。まるで昭和の家の縁側のような安心できる居心地となる予定です。編み物ができない人ややりたくない人も歓迎。午後3時から8時まで、出入り自由。