2017年12月20日水曜日

車の運転中の生産活動

今年(2017年)の春ごろから車を運転する機会が多くなった。
母が入院し、その後介護施設のお世話になったので、母の車を私が使うことになったのだ。
東京と北陸の実家のあいだをそれまでは飛行機で往復していたのだが、車で往復してみた。

私は車の運転がまったく苦ではなく、また友人の安納献に教わったアレクサンダーテクニークというボディワークのおかげで運転中にもまったく疲れないようになったので、東京=北陸の片道約450キロの運転も平気だ。
飛行機より時間はかかるが、なにしろドア・ツー・ドアで気楽だし、途中で好きなところに立ち寄れる。
とくに私のことを必要としてくれる人が途中で呼びとめてくれれば、共感的コミュニケーションや音読療法や現代朗読や音楽レッスンなどのコーチができる。
げんにいまは、名古屋市天白区の水野生惠さんの〈アロマファン〉や、岐阜県各務原氏の白狼澪さんの〈カフェ花寧香〉で、ほぼ定期的になんらかのワークを開催させてもらっていて、移動中の活動拠点となっている。
とてもありがたい。

そんな長時間にわたる運転中に、ただ音楽を聴いたりしているのもいいけれど、なにか生産的なことができないだろうかと、あれこれ試行錯誤中。
音楽を聴く以外には、最初にやったのはラジオを聴くこと。
車にはラジオがついているので、スイッチを押せばそのままラジオ放送を聴けるのだが、長距離を移動していくと地域の周波数に合わせ直す必要が出てくる。
これがけっこう頻繁な作業で、運転中だとあぶない。

解決策として、ネットラジオを使うという方法があった。
ネットラジオだと、車が移動しても、地域ごとにラジオ局を合わせ直す必要がなくなる。
山間部だと携帯電波が悪くなるところはあるけれども、基本的にずっとつながっているので、わずらわしさはない。
快適だ。

ネットラジオの延長としてPodcastを聴くのもいい。
オーディオブックを聞くのもいい。
オーディオブックの場合、結構長い文芸長編小説などもじっくり聞くことができる。
もちろん、必要に応じて、ビジネス書や自己啓発本を読むのもいいだろう。

さらに進めて、私は車の運転をしながら生産活動ができないかと考えている。
つまり、ブログやメールマガジンなどの執筆活動ができないかと思っているのだ。
いきなり車の中でそれを試すのではなく、今デスクトップでそれを試そうとしている。

これまで何度か音声入力による執筆を試みたことがある。
いずれもなんとなく失敗に終わっている。
それは、音声入力のソフトウェアが未熟だったということもあるし、音声入力の認識率が低かったというのも大きい。
そして何より、音声入力でテキストを執筆すると言う自分自身の慣れの問題があった。
これが最も大きな障壁になっていたかもしれない。
これはひとえに慣れるしかないのだが、それにしてもストレスなく音声入力の認識率が上がっている必要がある。

ここ数日、改めて音声入力を試している。
直接 MacBook Pro に入力するのではなく、iPhone(iOS)からWiFi経由でMacに送りこむという方法だ。

iPhoneに向かって文章を吹きこみ、iOSでテキスト変換させたものを、MacBook Pro のテキスト入力画面に送りこんで表示させる。
誤変換や取りこぼしがあれば、MacBook Pro のキーボードを直接操作して修正してしまう。
この方法だと、かなり正確に入力できるし、スピードもあがる。

しばらくこの方法を試してみる。
うまくいくようなら、この方法を応用して、運転中のテキスト入力=執筆作業として運用できるかもしれない。
また報告する。