ご指導いただいている後藤さんによれば、2週間たてばミツバチもすっかり落ち着いたとみていいということなので、私もかなり安心している。
そう、羽根木ビーズは今日もさかんに活動して、蜜やら花粉やらを集めているようだ。
巣箱からちょうど梅の梢のあたりが滑走路らしく、ブンブンとかなり直線的に発進してはどこかに飛んでいくのが見える。
フェイスブックを通じてミツバチを見せてほしい、といってやってくる人もいる。
歓迎だし、こちらの手があいていればお話もさせていただく。
トランジション世田谷 茶沢会のメンバーを中心に羽根木ミツバチ部というサークルができていて、羽根木ビーズをサポートしている。
基金もできつつあって、どなたも参加できるので、興味がある方はお問い合わせください。
一昨日6日(水)の午前中はミツバチ部のメンバーが集まって、羽根木の家周辺の蜜源を探索する散歩会を開催した。
ミツバチの目線で街を歩くと、思いもかけない風景が見えてくる。
人間が人間の都合で街を作ったり、移動したり、木を植えたり切ったりしているけれど、ミツバチの目になってみると自分の傲慢さに気づかされるし、都市といえども自然の体系のなかで連環し、人はより大きなものに生かされているということが見えてくる。
ミツバチの世話をするというのは、人と生き物が関わる環境について深くふかく学び、知っていくことでもあるように思う。
蜜源散歩はみんなでわいわいと、木を見たり、花を調べたり、こんなところにこんな植物があるんだと驚いたり、楽しく近所をぐるりとひと回りした。
ごく狭い範囲だったが、おどろくほど多様な植生がこんな住宅街にもあることがわかる。
いったん羽根木の家にもどり、辞典を開いて調べたり、気づいたことを交換したり、お茶を飲みながら話をしたのも楽しかった。
そのあと、みなさんが帰る前に、以前からどうにかしないとと思っていた玄関前の葉蘭群を手分けして刈り取り、根こそぎ掘り返してくれた。
たくさんはびこってしまっている葉蘭は一部だけ残して、撤去した場所にハーブ類をたくさん植えてハーブガーデンにする計画だ。
これはミツバチ部ではなく、ガーデン部の仕事になるだろう。
5月19日(火)には三軒茶屋の〈カフェ・オハナ〉で午後2時半から「Bee’s Cafe」を開催する。
講師に後藤純子さんをお招きして、羽根木ビーズのこれまでの経過や現在のこと、そしてこれからの世話のポイントやニホンミツバチの話を聞いたりする楽しい会になるはずだ。
どなたも自由にご参加ください。