さてさて、完全まっさらの状態にもどすクリーンインストールに取りかかりましょう(人生もそうできればいいのにね)。
私は Mac OS のあたらしいのが出ると、なにもかんがえずにとりあえず即決でバージョンアップする派なので、すでに OS-X はYosemiteになっています。
いまバージョンを見たら「10.10.2」となっていました。
まず一番上のバーを見て、常駐している(いつも常時使っている)アプリをメモっておきます。
これはOSのクリーンインストールが終わったら真っ先にインストールしなおすものです。
私の場合、Karabinerというコマンドキーを日本語モードと英語モードに切りかえるのに割り当てたり、ほかにもキー配列をいじれる常駐が手放せません。
ほかにもこまごまといくつかあります(いずれ紹介しましょう)。
それからドックを見て、いつも使っているソフトをメモっておきます。
これもあとで再インストールしなおします。
シリアルナンバーをいれなきゃならない旧式のソフトもいくつかあるので、データも確認しておきます。
私はたいていのその手のデータは、Evernoteに突っ込んであります。
なので、再インストールする際、まずEvernoteが使える状態になっていないとお手上げになります。
そして最後にTimeMachineで最新のバックアップを作っておきます。
ここまでできたら、いよいよディスクをフォーマットして、OSの再インストール作業に取りかかります。
私のMacBookは内蔵ディスクがHDDではなくSSDなので、なにかと作業はさくさくと進みます。
メインスイッチを長押しして、出てきたメニューのなかから「再起動」を選びます。
クリックして、画面が暗くなったら、すかさず commandキーとRキーを同時に押して、押しつづけます。
アップルマークが出るまで押しつづけます。
そうすると「OS-X ユーティリティ」というリカバリーモードの画面になります(写真 )。
ここで再インストールではなく、ディスクユーティリティを選びます。
ディスクを選択する画面が出ますから、内蔵ディスクを選んで「消去」します。
このときかなりドキドキしますが、コツはなにもかんがえないでただボタンを押すことです。
余計なことはいまさらかんがえてもしようがありません。
パーティションを作りたい人はそのような設定をしてください(私はしません)。
あっけないほどあっという間にすべてのデータが無に帰しますので、6か月待ったりせずおもむろにつぎの「OS-X を再インストール」に進みます。
すると、怒られます(写真)。
ちょっとあわてたりしますが、落ち着いて画面の右上のほうのバーのところにあるWiFi設定のところを開いて、WiFiを選んでパスワードを入力します。
このパスワードを忘れているとえらいことになります。
Evernoteのデータ、消しちゃったよー、なんてことにならないように、自分ちのWiFiのパスワードくらいおぼえておきましょう。
まるで身に覚えがあるような注意書きですね。
WiFiがつながると、ようやく再インストールがはじまるようです。
まずはAppleのサイトからOS本体のデータのダウンロードです。
このとき、Apple IDが必要になります。
このパスワードを忘れているとえらいことになります。
Evernoteのデータ、消しちゃったよー、なんてことにならないように、自分のApple IDのパスワードくらいおぼえておきましょう。
あとは画面の指示にしたがっていけば、再インストールは終わります。
WiFiや回線の速度にもよりますが、データのダウンロードには数十分かかります。
大きなデータなので、データ使用量制限のあるポケットWiFiを使おうなどという無謀なことは、決してやってはいけません。
OSの再インストールが終わったら、あとはアプリの再インストールですが、最近のアプリはほとんどがクラウドから落とせるので、便利といえば便利ですが、その分時間もかかります。EvernoteとかGoogleドライブとか、クラウドにどでかいデータを預けてあると、それをダウンロードするだけで1日がかりだったりしますので、注意してください。
では、幸運を祈ります。