2019年5月2日木曜日

夏目漱石『行人』のオーディオブックは仕上がり14時間予想

今日も『行人』(朗読・野々宮卯妙)のオーディオブック収録をおこなった。
全部で166節に分かれていて、1節が5分前後の長さなのだが、仕上がり予想時間の計算が間違えていた。
6時間ではなく、約14時間になることがわかった。
今日の収録で15分の1くらいが終わった。

もちろん終わったのは収録だけで、編集やマスタリング作業が残っている。
これまでの経験では、収録にかかった3倍以上の時間がかかる作業だ。
朗読者の全身全霊の朗読表現を、さらに楽しんでもらえるように磨きをかけるためなので、やりがいはある。
孤独な作業だけれど。

今月は出かける用事やイベントが(とくに野々宮に)詰まっているので、あと何回収録時間を取れるかわからない。
できれば全体の3分の1くらいは進めたい。

それにしても『行人』はこれまで読んだことがなかったけれど、なかなかおもしろい小説だ。
あたりまえだ、なにしろ夏目漱石なのだから。

5月5日:臨時朗読ゼミ(水城ゼミ)
ゼミ生が個人レッスンを受けるタイミングで臨時の現代朗読ゼミを開催します。現代朗読については水城ゆうブログ「水の反映」の「現代朗読」ラベルをご参照ください。5月5(日)/12(日)/19(日)、いずれも10時半から約2時間。